金融セクターが下支えも、けん引役にはなれず/後場の投資戦略

市況
2018年4月23日 12時22分

日経平均 : 22085.90 (-76.34)

TOPIX  : 1750.69 (-0.44)

[後場の投資戦略]

日経平均は一時プラスに転じる場面もみられたが、75日線に上値を抑えられている。一方で、下値は5日線が支持線として意識されており、両線に挟まれた狭いレンジ取引が続いている。指数インパクトの大きい値がさ株が上値の重石となっており、断続的なインデックス買いが入らないと、切り返すのは厳しそうである。半面、保険や銀行など金融セクターが米長期金利の上昇を手掛かりに物色されている。ただ、相対的な出遅れによるところもあり、積極的に追随する動きも限られそうである。そのため、金融セクターを相場のけん引役として期待するのは厳しいだろう。

また、今週だけでも500社近い企業の決算が予定されている。米国では主要なハイテク企業の決算が控えている。米ハイテク株は足元で上値の重石となっており、これが想定内とはいえ、アク抜けを意識した見直し買いに向かわせるほど需給状況は良好ではないとみられる。決算シーズン特有の個別対応での日替わり物色となろう。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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