概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、素材セクターに売り

市況
2018年4月23日 13時12分

【ブラジル】ボベスパ指数 85550.09 -0.32%

20日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比274.17ポイント安(-0.32%)の85550.09で取引を終えた。85823.13から85024.84まで下落した。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念が根強いことも引き続き圧迫材料。一方、指数の下値は限定的だった。インフレ率の鈍化観測などが引き続きサポート材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2232.66 +0.09%

20日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比2.11ポイント高(+0.09%)の2232.66で取引を終了した。2222.81から2242.72まで上昇した。

前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。海外市場がまちまちの展開を示したことを受け、ロシア株にも積極的な買いは手控えられた。また、小売大手マグニト(MGNT)の弱い決算なども同セクターの圧迫材料。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きがやや活発になった。

【インド】SENSEX指数 34415.58 -0.03%

20日のインドSENSEX指数は小反落。前日比11.71ポイント安(-0.03%)の34415.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.25ポイント安(-0.01%)の10564.05で取引を終えた。

終盤にプラス圏を回復する場面もあったが、引け間際に再びマイナス圏に転落した。前日の米株式市場の下落に加え、この日のアジア市場がおおむね軟調な展開を示したことを受け、インド株にも買いが先行。また、国内における現金不足が解消されていないことも、経済活動の足かせにとの懸念を強めた。

【中国本土】上海総合指数 3071.54 -1.47%

20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.83ポイント安(-1.47%)の3071.54ポイントと3日ぶりに反落した。

米中通商摩擦の警戒感が強まる流れ。米半導体大手クアルコムによる同業の買収案件に関し、中国当局は買収審査に難色を示している。市場関係者の間では、「米国が中興通訊(ZTE:000063/SZ、763/HK)に制裁措置を講じた報復」との見方が流れた。国営メディアの新華社は20日、「中国の駐米大使は、米国が貿易戦争を主張するなら、中国は報復措置をとると表明した」などと報じている。両国の応酬により、実体経済にも悪影響が出ると不安視された。

《FA》

提供:フィスコ

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