東京株式(大引け)=62円安、米株安受け反落も値上がり銘柄数1000超える

市況
2018年4月25日 15時43分

25日の東京株式市場は前日の米株急落を受けて主力株中心に売られ、日経平均は下値を試す展開となった。しかし下値では買いが厚く、後半は下げ幅を縮小した。

大引けの日経平均株価は前営業日比62円80銭安の2万2215円32銭と反落。東証1部の売買高概算は14億2346万株、売買代金概算は2兆4679億円。値上がり銘柄数は1077、対して値下がり銘柄数は894、変わらずは109銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米株市場でNYダウが一時600ドル超の下落を見せるなど波乱含みだったことを受け、リスク回避の売りに押された。ただ後場に入ると、下値では機関投資家の押し目買いや日銀のETF買いなどが観測され、日経平均は下げ渋る展開に。米長期金利が4年3カ月ぶりにフシ目の3%台に乗せてきたことで、外国為替市場では1ドル=109円前後まで円安が進行、これが下支え効果を発揮した。業種別には電力ガス、食料品、建設、保険、陸運など内需株が値上がり上位を占めた。大型株の下げが目立ったものの、値上がり銘柄数は1077と値下がり銘柄数を大きく上回り、買い意欲の強さを反映している。

個別では、武田薬品工業<4502>が大幅安、日本電産<6594>、東京エレクトロン<8035>も安い。東海カーボン<5301>、安川電機<6506>も値を下げた。コマツ<6301>、ファナック<6954>も下落した。モバイルファクトリー<3912>、TATERU<1435>が大幅安、KOA<6999>、カシオ計算機<6952>などの下げも目立った。

半面、トヨタ自動車<7203>など自動車株が堅調、JT<2914>、三菱商事<8058>もしっかり。新日本無線<6911>が値上がり率トップに買われたほか、わかもと製薬<4512>、大塚ホールディングス<4578>なども値を飛ばした。エーザイ<4523>も高い。日立ハイテクノロジーズ<8036>が上値を追い、スルガ銀行<8358>も上昇した。セガサミーホールディングス<6460>も買いを集めた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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