日替わり物色、明日はファナックの動向でセンチメントを計る【クロージング】

市況
2018年4月26日 16時04分

26日の日経平均は反発。104.29円高の22319.61円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。指数インパクトの大きい東エレク<8035>の決算評価の動きが日経平均をけん引する格好となった。終値での22300円回復は2月27日以来、2ヶ月ぶり。

断続的なインデックス売買の資金流入によって東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは東エレクの効果から電気機器が上昇率トップだったほか、食料品、倉庫運輸、金属製品、精密機器、電力ガス、水産農林がしっかり。半面、石油石炭、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、海運、銀行がさえない。

日経平均は2ヶ月ぶりに終値で22300円を回復するなど、先高期待が高まってきている。為替市場ではこう着ながらも1ドル109円台半ばでの推移が続いており、ドル高円安基調も安心感につながろう。ただ、本格化する決算の影響を受けやすいなか、指数インパクトの大きい値がさの決算発表が続く。東エレクの決算評価が持続するとは期待しづらく、日替わり物色の中で、一喜一憂する展開になりそうだ。

取引終了後に決算を発表したファナック<6954>だが、今期計画はコンセンサスを下回っている。株価はこれを織り込む格好から低迷していたが、アク抜けは期待しづらい。明日はファナックの動向でセンチメントを計ることになりそうだ。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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