花王は反落、第1四半期業績は営業利益2.2%増も材料出尽くし感強まる

材料
2018年5月1日 10時05分

花王<4452>は反落している。4月27日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高3506億4500万円(前年同期比1.6%増)、営業利益394億4500万円(同2.2%増)、純利益277億7400万円(同14.9%増)と増収増益となったが、想定内との見方が強く、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。

化粧品事業でデパートチャネルで展開している「SUQQU」や乾燥性敏感肌ケア「キュレル」ブランドが好調に推移したほか、中国を中心にアジアの売り上げが大きく伸長した。ベビー用紙おむつは、中国の販売構造改革による前年同期の初期配荷の影響などで前年割れとなったが、生理用品や蒸気の温熱シートの伸長や、スキンケア製品の「ビオレ」が日本、アジアで順調に売り上げを伸ばしたことなども寄与し、増収増益となった。

なお、18年12月期通期業績予想は、売上高1兆5400億円(前期比3.4%増)、営業利益2150億円(同5.0%増)、純利益1520億円(同3.4%増)の従来見通しを据え置いている。

同時に、上限を700万株(発行済み株数の1.41%)、または500億円とする自社株買いを発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。取得期間は5月1日から6月22日まで。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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