NY株式:NYダウは64ドル安、FOMC結果を見極め

市況
2018年5月2日 7時00分

1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は64.10ドル安の24099.05、ナスダックは64.44ポイント高の7130.70で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行。トランプ大統領が、EUやカナダなど5ヵ国に対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税の適用を1ヶ月延期したことで先行き不透明感が強まったほか、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑から軟調推移となった。一方で、引け後に決算発表を控えるアップル(AAPL)を中心にハイテクセクターに買いが広がり、下げ幅をやや縮小する展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや食品・飲料・タバコが下落した。

製薬のファイザー(PFE)やメルク(MRK)は、決算で売上高が予想を下振れ下落。航空機のボーイング(BA)は、航空関連部品メーカーのKLX(KLXI)と32億ドルで買収合意し、財務負担を懸念した売りが広がった。一方で、病院運営のテネット・ヘルスケア(THC)は、決算内容が好感され、大幅上昇となった。SNSのフェイスブック(FB)は開発者向けイベントを開催し、プライバシーへの取り組みやデート機能の追加を発表し、堅調推移となった。

マーケット終了後に携帯端末のアップルが発表した1-3月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。1000億ドルの自社株買い計画と16%の増配も好感され、時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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