東京株式(大引け)=35円安、連休谷間で利食い優勢も値上がり銘柄数多い

市況
2018年5月2日 15時51分

2日の東京株式市場は、寄り付きこそ日経平均株価はプラスでスタートしたが、その後は売り物に押され前日終値を下回る水準で推移した。終盤戻り足に転じたがプラス圏には届かなかった。

大引けの日経平均株価は前営業日比35円25銭安の2万2472円78銭と4日ぶり小幅反落。東証1部の売買高概算は14億4603万株、売買代金概算は2兆4046億3000万円。値上がり銘柄数は1218、値下がり銘柄数は782、変わらずは83銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3日続落したものの、1ドル=110円近辺まで円安が進行したことを背景に朝方はリスク選好ムードにあった。しかし大型連休の谷間で、あすから4連休を控えていることもあって上値も重かった。今週末4日には米雇用統計発表もあり、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。業種別ではサービスや食料品などの内需株の一角が上昇する一方、石油や鉱業、空運などが軟調。地銀株がしっかりした動きをみせたが、不動産株は売りに押されるものが目立った。ただ、前日と比較して売買代金減少のなか主力大型株は売りに押され気味だったが、中小型株には買われるものが多く、値上がり銘柄数は値下がりを400以上も上回った。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、武田薬品工業<4502>も冴えない。富士フイルムホールディングス<4901>が大きく値を下げ、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株も売り物に押された。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>が急落、フォスター電機<6794>も大幅安となった。レノバ<9519>、イビデン<4062>なども安い。

半面、JT<2914>が高く、東海カーボン<5301>も上昇した。村田製作所<6981>、日東電工<6988>なども買い優勢。信越化学工業<4063>もしっかり。アウトソーシング<2427>が値を飛ばし、ヤマトホールディングス<9064>も物色人気。アイ・エス・ビー<9702>、第一工業製薬<4461>も高い。豊田合成<7282>、ダブル・スコープ<6619>が買われ、トクヤマ<4043>も上値を追った。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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