ナガイレーベ Research Memo(5):財務内容は堅固、2Q期末の現預金は205億円、自己資本比率は90.3%

特集
2018年5月2日 17時09分

■業績動向

(2) 財務状況

ナガイレーベン<7447>の財務状況は引き続き安定している。2018年8月期第2四半期末の資産合計は39,889百万円となり、前期末に比べ1,061百万円減少した。流動資産は30,985百万円となり同1,339百万円減少したが、主な要因は配当金の支払いによる現金及び預金の減少2,183百万円、受取手形及び売掛金の増加188百万円、たな卸資産の増加697百万円など。一方で固定資産は8,903百万円となり、同277百万円増加したが、主に設備投資による有形固定資産の増加209百万円による。

負債合計は3,868百万円となり、前期末に比べ537百万円減少した。主な要因は、支払手形・買掛金の増加167百万円、未払法人税等の減少418百万円など。純資産合計は36,021百万円となり、同524百万円減少したが、主な要因は、配当金支払いによる利益剰余金の減少583百万円など。この結果、2018年8月期第2四半期末の自己資本比率は、前期末に比べて1.1ポイントアップして90.3%となった

(3) キャッシュ・フローの状況

2018年8月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは114百万円の収入であったが、主な収入は税引前四半期純利益の計上2,043百万円、減価償却費141百万円、仕入債務の増加164百万円などで、主な支出は売掛債権の増加237百万円、たな卸資産の増加697百万円など。投資活動によるキャッシュ・フローは1,895百万円の収入であったが、主な支出は有形固定資産の取得333百万円、主な収入は定期預金の預入(ネット)2,200百万円など。財務活動によるキャッシュ・フローは1,992百万円の支出であったが、配当金の支払いによる支出1,992百万円であった。この結果、期間中の現金及び現金同等物は16百万円の増加となり、期末の現金及び現金同等物の残高は4,678百万円となった。有利子負債が皆無であることに加え、自己株式を4,902百万円(4,989,551株)保有していることから手元ネット・キャッシュは依然として潤沢である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MW》

提供:フィスコ

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