ナガイレーベ Research Memo(7):中期計画目標は2020年に営業利益56億円、高付加価値商品の開発を進める

特集
2018年5月2日 17時23分

■中長期の成長戦略

1. 中期経営計画

ナガイレーベン<7447>では、2019年8月期に売上高18,000百万円、営業利益5,400百万円を目標とした中期経営計画を発表していたが、2017年8月期の実績を踏まえて、新たに2020年8月期に売上高18,500百万円、営業利益5,600百万円を目標とした中期経営計画を発表した。

2. 今後の事業戦略:当面は追い風が続く

同社を取り巻く事業環境は、当面は追い風と言える。厚生労働省が発表した資料によれば、看護職員数は2015年の163万人から2025年には最大で206万人に増加すると予測されている。さらに介護職員数も2015年の183万人から2025年には253万人と予測されている。このような事業環境のなかで、同社は以下のような戦略によって中期的な成長を達成していく計画だ。

(1) 売上拡大に向けた営業戦略

・看護・介護等コア市場の深耕

・患者・手術等周辺市場の拡大

・海外市場の開拓

(2) 安定供給に向けた生産戦略

・国内縫製工場の移転新設

国内生産体制の強化

QR・小ロット多品種生産への対応力強化

・素材メーカー・商社との取り組み強化

(3) 収益力安定に向けた戦略

・国内生産から海外生産へのシフト

・EPA、FTAの優遇税制を活用した海外素材開発

・高付加価値戦略による事業収益性確保

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MW》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.