「冷凍食品」が28位にランクイン、消費者ニーズと社会的ニーズへの対応で市場が拡大<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、5月14日に株探トップ特集でも紹介した「冷凍食品」が28位にランクインしている。
日本冷凍食品協会が4月18日に発表した「平成29年(1~12月)冷凍食品の生産・消費について(速報)」によると、2017年の冷凍食品の国内生産は、数量が前年比3%増の160万968トンとなり過去最高だった前年をさらに上回った。また、金額(工場出荷額)も同4.5%増の7180億円となり、02年以来の7000億円台となった。協会によると、全般的に好調だったが、そのなかでも前年に大きく減少した農産物が回復したという。
働く女性が増加し、“時短”が求められていることや、単身世帯が増加していることなどの社会的なニーズに加えて、食品ロスへの関心が高まるなかで必要な分を必要な時に使用できるといった消費者ニーズ、また味や栄養面、冷凍技術などの企業努力が市場拡大の背景にあるという。
さらに、これまでのスーパーマーケットを中心とした購入スタイルから、ドラッグストア やコンビニエンスストアでの購入も増加傾向にあり、販路の多様化で消費者により身近になったことも市場の拡大につながっている。この日は、日本水産<1332>やマルハニチロ<1333>、味の素<2802>、ニチレイ<2871>など関連銘柄に目立った動きはないものの、関連する企業には市場拡大の恩恵が期待できることが改めて注目されているようだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)