ログイン
2018年5月20日 9時15分
市況

【植木靖男の相場展望】 ─ 日本株の見直し進むか

「日本株の見直し進むか」

●1月高値奪回の“一番乗り”は日本か?

日経平均株価は1月高値2万4124円(終値ベース)奪回を目指して崖をよじ登り、平地で休み、再び峠を越えるといった厳しい登頂を続けている。

米国が仕掛ける貿易戦争や中東騒乱、果ては北朝鮮問題などの警戒材料に立ち向かいつつ前進する姿は感動的である。

決して派手な動きではなくジリ高であるが、これまで日本株は先進国の中で最も出遅れと指摘されてきた。しかし、このところ、うさぎと亀との競争よろしく、他先進国の株価がもたつく中、気がつけば一番先頭を走っている感がある。

3月23日安値以降、一度も3日連続して下げないことにも表れているように、押し目には着実に買いが入っているようにみえる。いうまでもないが、先頭を走っていれば、必然的に世界の資金が日本株市場に流入してくることになる。そうなれば一段と日本株の優位性は高まることになろう。

さて、超目先的にみて立ち塞がる壁は2万3000円である。既に4~5日は壁を直前にしてもみ合っている。

この水準は、心理的なフシというだけではない。相場が急落したとき最初の反発は下げの65~75%が上値抵抗となりやすい。

例えば、米国株は1月高値をつけたあと急落したが、2月にかけて最初の反騰は68%戻しであった。そして日本株の場合、この2万3000円がちょうど67%にあたる。このようにみると、意外に2万3000円は大きな上値抵抗線といえよう。

とはいえ先程の経緯からみても、一時的調整はあっても先高感は不変である。先進国の中で最も早く1月高値に王手をかけるのは日本株かもしれないのだ。

●徐々に優良株へシフト

ところで、ジリ高展開の中で、物色対象はなかなか的を絞り難いのが現状である。

3月安値以降、個別物色、それも中小型材料株が物色され、いわゆる業種としてまとまって動くことがなく、しかも同じ銘柄に持続性がないのが特徴となっている。いわゆる日替わりメニューとなりやすい。

前途にあれこれと不安材料が多く、同じ銘柄を持ち切れない、という投資家心理によるものであろう。

こうした中、なにやら根強い人気があるのは仮想通貨関連であったり、自主防衛関連、あるいは半導体関連などのテーマだ。

ただ、ここにきて金融株の台頭から徐々に優良株にシフトしつつあることに注目したい。それも常識的な一番手銘柄でないところが面白い。

今回は次の銘柄に注目したい。まずはりそなホールディングス <8308> だ。世界的な金利上昇がわが国にも波及、収益改善期待が出てきた。加えて、時価総額は僅か1兆数千億円、余剰金も同じくらいある。なぜ安いのか不思議だ。

日本カーボン <5302> にも注目。大幅増益、年間配当は前期比2倍の100円に大幅増配。THK <6481> も面白そうだ。大幅増益、大幅増配へ、PER14倍は割安。

2018年5月18日 記

株探ニュース

植木靖男

相場展望
▶︎著者ページ一覧

関連記事・情報

  1. 【今週読まれた記事】8週続伸、2万4000円への“通過点”か、中小型株物色か (05/19)
  2. 利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 32社選出 <成長株特集> (05/17)
  3. 今週の「妙味株」一本釣り! ─ ソウルドアウト (05/20)
  4. 【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (5月18日現在)
  5. 【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 近づく中小型株“6月高”の足音 (05/20)
  6. 富田隆弥の【CHART CLUB】 「高値を付けやすい時期」 (05/19)
  7. 5万円以下で買える、高利回り&低PBR「お宝候補」21社選出【東証1部】編 <割安株.. (05/18)
  8. 有望市場「スマートホーム」、暮らしを豊かに変えるのは <株探トップ特集> (05/19)
  9. 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米韓首脳会談、G20外相会合、ソニー中期.. (05/19)
  10. 来週の決算発表予定 光通信、紙パル商、オンキヨーなど (5月21日~25日)

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    株価大幅上昇のソフトバンクグループに順張りのコール買いが目立つ(21日10:02時点のeワラント取引動向) 経済
  2. 2
    伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月22日記) 市況
  3. 3
    話題株ピックアップ【昼刊】:大阪チタ、メルカリ、レオパレス 注目
  4. 4
    今朝の注目ニュース! ★アステリア、オンキヨー、ポプラなどに注目! 注目
  5. 5
    上昇気流に乗る「J-REIT」、初の敵対的買収劇にどよめく市場 <株探トップ特集> 特集
人気ニュースベスト30を見る
ゲストさん プレミアム会員登録
ログイン PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。
投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、 China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.