明日の株式相場見通し=目先的な達成感から利益確定売り、売買代金低水準で迫力不足

市況
2018年5月21日 17時18分

あす(22日)の東京株式市場は、日経平均株価がきょうまでの3日続伸で、当面の心理的フシ目とされていた2万3000円台を、終値ベースで約3カ月半ぶりに回復したことから、目先的な達成感も浮上して利益確定の売りが優勢となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、米中通商摩擦問題への懸念がやや後退したとの受け止めが広がったことや、外国為替市場で1ドル=111円台前半へと約4カ月ぶりの円安・ドル高水準になったことなどから、これを好感して日経平均は3日続伸した。ただ、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら3日ぶりに反落し、東証1部の売買代金も2兆1284憶円と約1カ月ぶりの薄商いとなり、内容面では迫力不足の地合いとなっている。海外投資家による株価指数先物への買いが主導する、やや実需を伴わない上昇といえる」との見方が出ていた。

週明け21日の東京株式市場は、買い優勢の展開となった。朝方の日経平均は、前週末終値近辺で強含む程度だったが、その後は次第に上げ足を強め、終値も2万3000円台に乗せた状態で着地した。日経平均株価終値は、前週末比72円01銭高の2万3002円37銭と3日続伸した。

日程面では、4月の全国スーパー売上高、4月の白物家電国内出荷実績に注目。海外では、米韓首脳会談が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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