日経平均は4日ぶり小幅反落、23000円水準でこう着感強まる/後場の投資戦略
日経平均 : 23000.72 (-1.65)
TOPIX : 1810.16 (-3.59)
[後場の投資戦略]
ペンス米副大統領が、北朝鮮の出方次第では来月予定される米朝首脳会談を取りやめる用意があるとの認識を示したことが伝わっている。北朝鮮情勢を巡る警戒感が再び高まっており、日経平均は前日に節目の23000円台を回復したことによる短期的な達成感も加わって、一段の上値追いの動きを期待しづらいだろう。注目されたソニーの中期経営計画も投資家心理を上向かせるまでには至っていない。反面、企業業績の上振れ期待は根強く、下値では押し目買いの動きも見られる。こうしたことが日経平均のこう着感につながっているようだ。
一方、新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに4日続伸している。日経平均の上げ一服を受けて目先の利益を確定する売りも出ているようだが、日経平均がこう着感を強めているだけに、値幅取り狙いの物色は中小型株に向かいやすいだろう。目先は個人投資家による中小型株物色中心の相場展開も想定しておきたい。(小林大純)
《AK》
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