日経平均寄与度ランキング（前引け）～ 日経平均は4日ぶり小幅反落、コナミHDとエーザイで約7円押し下げ
22日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり95銘柄、値下がり124銘柄、変わらず6銘柄となった。
21日の米国市場でNYダウは298ドル高と続伸し、約2ヶ月ぶりに25000ドル台を回復した。米中貿易交渉での合意を受けて投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。ただ、東京市場では前日に貿易摩擦への懸念後退を織り込み済みであり、為替相場が円安一服していることもあって、本日の日経平均は23円高からスタートした。寄り付き後は戻り待ちの売りも出て、23000円を挟んだもみ合いが続いた。前場の上下の値幅は59円ほどにとどまった。
値下がり寄与トップはコナミHD<9766>、同2位はエーザイ<4523>となり、約7円の押し下げ要因になった。そのほか、ヤマハ<7951>やソニー<6758>などが値下がり上位銘柄として並んだ。ソニーは、アラブ首長国連邦の政府系ファンド、ムバダラ・インベストメント主導のコンソーシアムが保有するEMIミュージック・パブリッシングの株式60.2％のすべてを約19億ドル（2100億円）で取得することで合意したと報じられている。知的財産関連事業の拡大が狙い。再評価益や連結子会社化に伴う影響は2019年3月期業績見通しには反映しておらず、現在精査中としている。財務内容への警戒からか、一時3％を超える下落場面もみられた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はユニー・F<8028>となり、ファナック<6954>や東エレク<8035>などのハイテク株の一角もそれに続いた。貿易摩擦を巡る米中協議が中国の対米輸入拡大で妥結し、関税賦課を棚上げしたことで投資家心理が改善し、半導体SOX指数の上昇がみられたことも背景にあろう。
*11:30現在
日経平均株価 23000.72(-1.65)
値上がり銘柄数 95(寄与度+80.90)
値下がり銘柄数 124(寄与度-82.55)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 49780 480 +17.81
<8028> ユニー・F 12390 330 +12.24
<6988> 日東電 8869 210 +7.79
<6954> ファナック 24525 145 +5.38
<9984> ソフトバンクG 8456 44 +4.90
<8830> 住友不 4310 72 +2.67
<4452> 花王 8053 62 +2.30
<8035> 東エレク 20925 60 +2.23
<6098> リクルートHD 2959.5 17.5 +1.95
<4324> 電通 5360 50 +1.86
<7270> SUBARU 3597 38 +1.41
<4502> 武田 4666 36 +1.34
<4063> 信越化 11565 35 +1.30
<6506> 安川電 4715 35 +1.30
<6503> 三菱電 1649 26 +0.96
<8630> SOMPOHD 4701 102 +0.95
<9433> KDDI 2954 4 +0.89
<8001> 伊藤忠 2155 20.5 +0.76
<6762> TDK 10660 20 +0.74
<7272> ヤマハ発 3370 20 +0.74
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9766> コナミHD 5460 -100 -3.71
<4523> エーザイ 8115 -93 -3.45
<7951> ヤマハ 5720 -90 -3.34
<4901> 富士フイルム 4271 -89 -3.30
<4507> 塩野義 5664 -84 -3.12
<4704> トレンド 6310 -80 -2.97
<4503> アステラス薬 1664.5 -15.5 -2.88
<4568> 第一三共 3906 -72 -2.67
<4578> 大塚HD 5306 -65 -2.41
<6976> 太陽誘電 2495 -62 -2.30
<4543> テルモ 6460 -30 -2.23
<6857> アドバンテ 2609 -29 -2.15
<2801> キッコーマン 4900 -55 -2.04
<6902> デンソー 5824 -52 -1.93
<6758> ソニー 5341 -47 -1.74
<6367> ダイキン 13205 -45 -1.67
<1925> 大和ハウス 4160 -45 -1.67
<2502> アサヒ 5717 -43 -1.60
<6305> 日立建 4260 -40 -1.48
<7203> トヨタ 7523 -39 -1.45
《AK》
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