東京株式(大引け)=42円安、利食い優勢も狭いレンジ内の推移に終始

市況
2018年5月22日 15時48分

22日の東京株式市場はやや買い優勢で始まったものの、その後は徐々に売りに押される展開となった。ただ押し目は買われ、日経平均株価の下げは小幅にとどまった。

大引けの日経平均株価は前営業日比42円03銭安の2万2960円34銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億7964万株、売買代金概算は2兆1437億円。値上がり銘柄数は732、対して値下がり銘柄数は1261、変わらずは90銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが終値で300ドル近い上昇を見せたこともあり、朝方はリスクを取る動きが先行したが上値は重く、その後は下値を探る展開となった。米中貿易摩擦問題は両国の歩み寄りで懸念が緩和されたものの、為替市場で円安が一服したことで輸出株が冴えず、北朝鮮や中東の地政学リスクに対する思惑も重荷となっている。FOMCの議事要旨発表をあすに控えており、その結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。東証1部の騰落レシオなどテクニカル面では買われ過ぎの状態にあったことで、利益確定売りも出やすい。一方、売買代金は盛り上がりを欠いたものの企業業績への安心感は強みで、下値では押し目買いが厚い。下げ幅は限定的で日中の値幅は80円弱にとどまった。

個別では、ソニー<6758>が安く、トヨタ自動車<7203>も冴えない。SUMCO<3436>も軟調。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が急反落、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>も安い。フォスター電機<6794>が大幅安、日本化学工業<4092>も大きく利食われた。ケーズホールディングス<8282>、レノバ<9519>、パーソルホールディングス<2181>も下落した。

半面、武田薬品工業<4502>が堅調、ファナック<6954>、村田製作所<6981>もしっかり。日東電工<6988>も買われた。花王<4452>、安川電機<6506>も上昇した。きちり<3082>が値を飛ばしたほか、アクセル<6730>、ペガサスミシン製造<6262>が大幅高。インターアクション<7725>、インソース<6200>なども物色人気。ブレインパッド<3655>も大きく上値を伸ばした。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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