東京株式(大引け)=13円高、北朝鮮リスク再燃も朝安後プラス圏に切り返す

市況
2018年5月25日 15時55分

25日の東京株式市場は、日経平均がマイナス圏でのスタートも、前日までの調整を受けて値ごろ感からの押し目買いが優勢となりプラス圏で引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比13円78銭高の2万2450円79銭と4日ぶり小幅反発。東証1部の売買高概算は13億3317万株、売買代金概算は2兆2982億8000万円。値上がり銘柄数は600、値下がり銘柄数は1390、変わらずは93銘柄だった。

きょうの東京市場は、日経平均が朝方安く始まったものの、寄り直後にこの日の安値をつけ、その後は戻り歩調をみせた。トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を表明、これが朝鮮半島を巡る地政学リスク再燃を意識させ売りが先行した。ただ、日経平均は前日までの3日間で560円強下落しており、目先は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが入り、プラス圏に切り返した。米朝首脳会談の中止についてもトランプ大統領は交渉余地を示唆する発言をみせていることで、一方的な売り材料とはならなかった。また、外国為替市場では1ドル=109円台攻防となるなど円高が進んだが、取引時間中はドルが買い戻され円安方向に振れたことで、これに連動して主力株中心に下げ渋った。業種別には原油安を背景に空運や陸運が買われ、資源関連株が軟調だった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、トヨタ自動車<7203>も下値模索の展開。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。キーエンス<6861>、コマツ<6301>も下落した。新川<6274>、サンデンホールディングス<6444>が急落したほか、日本トムソン<6480>、平田機工<6258>も大幅安。マネーパートナーズグループ<8732>も下落した。

半面、東京エレクトロン<8035>が買い優勢、資生堂<4911>、花王<4452>なども上昇した。ファーストリテイリング<9983>が堅調、リクルートホールディングス<6098>もしっかり。日本ケミコン<6997>、キリンホールディングス<2503>も買いを集めた。アクセル<6730>が値上がり率トップに買われ、スクロール<8005>も値を飛ばした。石川製作所<6208>も物色人気となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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