明日の株式相場見通し=外部要因に左右される展開、円高進行に警戒感

市況
2018年5月29日 17時13分

あす(30日)の東京株式市場は、米国や欧州など海外の株式相場や外国為替市場の円相場の行方など、外部環境の変動に左右される展開となりそうだ。とくに、28日休場だった米株式市場の29日の動きに注目が集まっている。

市場関係者からは「きょうは、イタリアの政局不透明感に伴うユーロ安進行が、対他国通貨で円高を誘発し、欧州売上比率の高い輸出関連銘柄などに安いものが目立った。海外投資家からの株価指数先物への売りも出て、日経平均採用の値がさ株が売られた。ただ一方で、業績上方修正の好材料が表面化した東海カーボン<5301>には買いが集中するなど物色意欲の根強さが発揮される面もあった」との見方が出ていた。

29日の東京株式市場はリスクオフの流れとなり、日経平均は前引け時点では230円以上の下げ幅となった。売買代金は低調ながらも後場終盤に掛けては下げ渋った。日経平均株価終値は、前日比122円66銭安の2万2358円43銭と3日ぶりに反落した。

日程面では、4月の商業動態統計、5月の消費動向調査、28日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米5月のADP雇用統計、米1~3月期GDP改定値、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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