イタリア政局を巡り一喜一憂、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年5月31日 11時42分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/31付の「DailyOutlook」では、イタリア政局について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『足元の市場はイタリアの政局を巡り一喜一憂している。3月の総選挙で躍進したEU懐疑派の「五つ星運動」と「同盟」は連立政権樹立に向けてコンテ氏を首相に推薦したものの、27日に同氏は組閣を断念し、首相指名を返上。再選挙が実施される可能性が浮上している』と伝えています。

続けて、再選挙実施の場合、EU懐疑派が議席を伸ばしEU離脱問題に発展しかねないとの懸念も一部ではあることを挙げ、『こうした政治混迷を受けてイタリアの国債が売られ、29日に2年債利回りは先週末の0.5%程度から2.8%程度へ、10年は2.5%程度から3.2%程度へ急上昇した。一方、米10年債利回りは4月上旬以来の2.7%台に低下。世界的に株価が下落、ボラティリティ指数が上昇するなど、運用資金のリスク回避の動きがみられた』と分析しています。

さらに、『堅調に推移する世界経済への期待や割安感の強まりから、日本株市場は徐々に上昇トレンドに回帰していくとみているが、欧州情勢は予断を許さない状況にある。また、6月12~13日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えており、今回は利上げ実施が見込まれている。2015年以降の米利上げ局面において、日経平均は利上げ決定前後に調整する傾向があり、今しばらく様子見姿勢が継続する可能性があろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『米・伊10年債利回りとボラティリティ指数の推移』をグラフにして紹介しています。詳しくは5/31付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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