明日の株式相場見通し=米雇用統計を前に模様眺め、投資家の買い意欲は限定的

市況
2018年5月31日 17時16分

あす(1日)の東京株式市場は、日本時間1日夜の米5月の雇用統計発表を目前にした週末ということもあり、売り買いともに手控え姿勢が強まり模様眺めの推移となりそうだ。きょうの日経平均株価は3日ぶりに反発したものの、依然として外部環境に不透明感が存在することから、投資家の買い意欲は限定的となりそうだ。

市場関係者からは「イタリアで連立政政権樹立の可能性が再び取りざたされ、同国の10年物国債の利回りが低下したことで、政局への警戒感がやや和らいだとの受け止めが広がり、米株式市場でNYダウ平均株価が大幅上昇した。この流れを好感して、日経平均も3日ぶりに反発した。ただ、欧州を巡る政局不安は長期化が想定され、今後も紆余曲折がありそうだ。東証1部の売買代金が4兆4333億円と膨らんだが、これは大引けにかけてMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の指数構成銘柄の定期入れ替えなどに伴うリバランスの売買が実施されたためだ」との見方が出ていた。

31日の東京株式市場は、前日の欧米株上昇を受けてリスクオフの巻き戻しが入り切り返しに転じた。日経平均は終盤に230円を超えて上昇する場面もあった。日経平均株価は、前日比183円30銭高の2万2201円82銭と3日ぶり反発した。

日程面では、1~3月期の法人企業統計、5月の新車販売台数に注目。海外では、アジア安全保障会議(1~3日)、米5月の雇用統計、米5月のISM製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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