ソフトバンクGがけん引も、中小型株での自律反発狙いの売買が有効【クロージング】

市況
2018年6月21日 16時38分

21日の日経平均は続伸。137.61円高の22693.04円(出来高概算14億株)で取引を終えた。やや売りが先行したが、その後は底堅い相場展開となるかな、インデックスに絡んだ売買を中心にショートカバーが優勢となった。米株先物が堅調推移となったほか、円相場が1ドル110円50銭台と円安に振れて推移していたことも、安心感につながっている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは機械、情報通信、サービス、ガラス土石、医薬品、石油石炭がしっかり。半面、パルプ紙、銀行、電力ガス、その他金融、証券が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>の2社で日経平均を約85円押し上げている。

日経平均は25日線での攻防となるなど、底堅い相場展開となった。ただし、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引しており、インデックスに絡んだ売買が中心となっている。一方で銀行が弱い動きをみせており、TOPIXは下落。そのため本格的なリバウンドとは見られず、引き続き米中貿易摩擦への警戒など、外部環境に振らされやすい需給状況になりそうだ。ただ、足元でVIX指数が低下傾向にあり、米中貿易摩擦については市場はそれ程警戒はしていないようである。そのため、相場の底堅さとともに、押し目拾いの流れが強まってくる展開が期待される。外部要因に振らされやすい点は変わらないため、中小型株での自律反発狙いの売買が有効になろう。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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