日経平均寄与度ランキング（前引け）～ 日経平均は3日ぶり反落、ソフトバンクGとファーストリテの2銘柄で約51円押し下げ
22日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり34銘柄、値下がり187銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。192.59円安の22500.45円（出来高概算6億9000万株）で前場の取引を終えている。21日の米国市場でNYダウは8日続落し、196ドル安となった。米中貿易摩擦への懸念やイタリア政局不安を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。米経済指標の予想下振れや原油価格の下落も嫌気された。円相場は朝方、1ドル＝109.90円近辺と前日より円高方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて236円安からスタートした。寄り付き後は為替の円高一服などから売り込まれる流れとはならなかったが、安値圏でもみ合う場面が続いた。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>で、2銘柄で日経平均を約51円押し下げたほか、ファナック<6954>やトヨタ<7203>などもそれに続いた。トヨタは、本日は輸送用機器セクターが業種別値下がり率のトップになっており、自動車株の下げが目立つ展開になっている。独ダイムラーが中国の米輸入車への報復関税適用を理由に通期の業績見通しを下方修正しており、世界的な貿易摩擦による影響懸念が一段と強まる状況になっているもよう。ドル・円相場が再度110円台を割り込むなど、為替の円高もネガティブ材料となっている。
一方、値上がり寄与トップは電通<4324>、同2位は日産化<4021>で、日経平均の下支え役となったほか、資生堂<4911>や大日住薬<4506>などが続いた。外部環境の不透明感から、内需ディフェンシブセクターの一角が底堅い動きとなっている。
*11:30現在
日経平均株価 22500.45(-192.59)
値上がり銘柄数 34(寄与度+25.53)
値下がり銘柄数 187(寄与度-218.12)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4324> 電通 5290 100 +3.71
<4021> 日産化 5170 100 +3.71
<6367> ダイキン 13580 80 +2.97
<4911> 資生堂 9013 69 +2.56
<6952> カシオ 1800 51 +1.89
<5301> 東海カ 1997 49 +1.82
<7269> スズキ 6308 48 +1.78
<4506> 大日住薬 2324 37 +1.37
<7751> キヤノン 3686 19 +1.06
<4004> 昭電工 4905 180 +0.67
<2914> JT 3195 15 +0.56
<8801> 三井不 2738 12.5 +0.46
<4272> 日化薬 1197 11 +0.41
<6758> ソニー 5496 9 +0.33
<4578> 大塚HD 5455 9 +0.33
<4568> 第一三共 4358 7 +0.26
<6366> 千代建 902 7 +0.26
<1333> マルハニチロ 4310 70 +0.26
<7752> リコー 1016 5 +0.19
<5703> 日軽金HD 243 5 +0.19
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 8397 -244 -27.16
<9983> ファーストリテ 52300 -630 -23.38
<6954> ファナック 22215 -335 -12.43
<6971> 京セラ 6190 -104 -7.72
<7203> トヨタ 7204 -192 -7.12
<4543> テルモ 6690 -80 -5.94
<8028> ユニー・F 12470 -160 -5.94
<7951> ヤマハ 5770 -160 -5.94
<7267> ホンダ 3335 -74 -5.49
<6902> デンソー 5390 -132 -4.90
<6762> TDK 11460 -130 -4.82
<2502> アサヒ 5629 -100 -3.71
<4507> 塩野義 5647 -93 -3.45
<7270> SUBARU 3261 -88 -3.27
<4523> エーザイ 7998 -82 -3.04
<9735> セコム 8348 -79 -2.93
<9613> NTTデータ 1266 -15 -2.78
<6305> 日立建 3570 -70 -2.60
<7272> ヤマハ発 2833 -66 -2.45
<4901> 富士フイルム 4219 -65 -2.41
《AK》
提供：フィスコ