前週末22日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年6月25日 5時20分

■メルカリ <4385>  4,550円 (-260円、-5.4%)

メルカリ <4385> [東証M]が3日続落。株価は一時プラス圏に浮上する場面もあったが、全般上値は重く、買い一巡後は大きく売られた。同社は19日に東証マザーズに新規上場(IPO)しており、22日で上場4日目。19日に3000円の公開価格を67%上回る5000円で初値をつけたが、上場2日目以降は利益確定売りに頭を押さえられる展開が続くなか、5000円の初値水準が上値抵抗線となりつつある。下値は4500円前後が意識されており、目先は4000円後半での往来相場となる可能性が出ている。

■コロプラ <3668>  738円 (-31円、-4.0%)

コロプラ <3668> が続落、年初来安値を更新。22日午前中に米ファンドのキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが提出した変更報告書で、同社のコロプラ株保有割合が5.57%から3.94%に低下したことが判明しており、需給思惑が低下したようだ。なお、報告義務発生日は6月15日としている。

■Jティッシュ <7774>  1,237円 (-39円、-3.1%)

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング <7774> が反落。21日の取引終了後、19年3月期の単独業績予想について、営業損益を2億5000万円の黒字から4900万円の赤字(前期2億1100万円の黒字)へ、最終損益を1億9700万円の黒字から5300万円の赤字(同2億2700万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。同日付で、名古屋大学・信州大学とCD19陽性の急性リンパ性白血病を対象とする自家CAR-T細胞治療薬の開発、製造、販売における特許実施許諾契約を締結することを発表しており、これに伴い契約一時金の支払いなどが発生するためという。なお、売上高は30億8000万円(前期比35.6%増)の従来予想を据え置いている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,199円 (-197円、-2.7%)

トヨタ自動車 <7203> や日産自動車 <7201> 、マツダ <7261> など自動車株が安い。為替相場が一時109円後半へと円高が進行したことに加え、ドイツのダイムラーが20日、米中貿易摩擦の影響で18年の利益見通しの下方修正を発表した。これを受け、ダイムラーの株価が急落したほか、同じくドイツのフォルクスワーゲン、アメリカのゼネラル・モーターズ、フォードなどの株価が下落。世界的な自動車株下落の流れが強まるなか、日本の自動車株にも売りが膨らんだ。

※22日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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