米国株見通し:独政治懸念後退を好感して買い先行

市況
2018年6月29日 18時27分

S&P500先物  2733.25(+13.75) (18:10現在)

ナスダック100先物  7106.25(+45.75) (18:10現在)

18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は160ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は0.15ドルほど下落。こうした流れを受け、29日の米株式市場は買い先行で始まろう。

EU首脳会議において移民問題で合意したことを受けて、メルケル独連立政権の崩壊懸念が後退。リスク要因のひとつが解消されたことが好感される。一方、米中貿易戦争への懸念は続く。ブランスタド米駐中国大使が日本時間午前に、「中国が通商問題に関して早急に十分な前進をする意図があるとは思わない」、「米政権と国民は、中国の知的財産権巡る問題を懸念」などと述べている。NY原油先物については、ユーロ・ドルが反発しており、割安感が下支えするとみられる。

本日発表となる米経済指標は、5月個人所得、5月個人消費支出、5月コアPCE価格指数、6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値。前日の1-3月期GDP確定値が下方修正となったが、個人消費の5年ぶりの低迷が懸念されており、個人消費支出に注目が集まる。

《KK》

提供:フィスコ

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