明日の株式相場見通し=海外勢の参加減少で方向感乏しい展開、円安進行も輸出株は反応薄

市況
2018年7月3日 17時24分

あす(4日)の東京株式市場は、米独立記念日に伴って、米株式市場が現地3日は短縮取引、4日は休場となることから、海外からの参加者減少が想定され、売買代金低下が見込まれるなかで方向感に乏しい値動きとなりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、前日の米国株上昇などを支えに、朝方は前日比で小高い推移となっていたものの、中国・上海株が下落基調になると、それに連動するかたちで日経平均は一時230円を超える下落幅となる場面もあった。特にきょうは、中国景気の減速懸念を警戒して非鉄金属や海運に安い銘柄が目立った。ただ、後場後半に上海総合指数が下げ渋ると、株価指数先物主導で日経平均も下落幅を縮小した。一方、外国為替市場での円安・ドル高進行にも関わらず、自動車、精密機器など輸出株の反応が薄いことが気掛かり」との見方が出ていた。

3日の東京株式市場は、日経平均株価が朝高後に値を消す展開で、一時下落幅を拡大したが終盤買い戻され、結局小幅安で引けた。日経平均株価終値は、前日比26円39銭安の2万1785円54銭と続落した。

日程面では、在庫管理システムのクラウドサービスによる提供を手掛けるロジザード<4391>が東証マザーズ市場に新規上場する。そのほかに、2日時点での給油所の石油製品価格に注目。海外では、米独立記念日による米株式市場の休場が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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