東京株式(大引け)=68円安、米株安や円高受け輸出ハイテク株中心に売られる

市況
2018年7月4日 15時55分

4日の東京株式市場は米株安や円高を嫌気して売り優勢の展開、日経平均は途中下げ渋ったものの、結局続落となり、約3カ月ぶりの安値圏に沈んだ。

大引けの日経平均株価は前営業日比68円50銭安の2万1717円04銭と3日続落。東証1部の売買高概算は13億1123万株、売買代金概算は2兆1275億5000万円。値上がり銘柄数は956、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは74銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株安を受け大きく売り先行で始まり、その後は下げ幅を縮小し前日終値近辺まで戻す場面もあったが、プラス圏には浮上できなかった。米中貿易摩擦の問題に対する懸念が重荷となっており、外国為替市場で1ドル=110円台前半と円高に振れたこともネガティブ材料となった。米株市場で半導体を中心にハイテク株が売られたこともあり、この流れを継いで電気セクターの主力株中心に売りがかさんだ。中国・上海株市場や香港株市場が軟調に推移したことも買い手控えムードを助長した。一方、原油高を背景に資源関連や石油株が堅調だった。今晩の米国株市場が独立記念日により休場であることから、海外投資家の取引が減少したものの、全体売買代金2兆円台はキープした。

個別では、任天堂<7974>が大幅安。また、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連の下げがきつい。SMC<6273>が急落、キーエンス<6861>、TDK<6762>なども大きく水準を切り下げた。アイドママーケティングコミュニケーション<9466>が値下がり率トップに売り込まれたほか、ローツェ<6323>、オハラ<5218>の下落も目立った。THK<6481>、安川電機<6506>なども安い。

半面、資生堂<4911>が買われ、花王<4452>も上昇した。スタートトゥデイ<3092>、JXTGホールディングス<5020>なども買い優勢。三菱商事<8058>、NTT<9432>も値を上げた。ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>が一時ストップ高に買われ、TSIホールディングス<3608>が高く、日本M&Aセンター<2127>が物色人気。ピジョン<7956>、アダストリア<2685>なども上値を追った。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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