ドーン---走行動画閲覧・検索システムを開発
ドーン<2303>は9日、アイテック阪急阪神(本社:大阪市福島区)と、「走行動画閲覧・検索システム」を開発したと発表した。
同システムは、予め撮影した列車の走行動画や軌道内設備の状況等、鉄道沿線の保守や安全確認に関する情報を電子地図にリンクさせ、管理できる。これらの機能は、ドーンのGIS(地理情報システム)基盤技術を採用し、実現に至ったもので、走行動画は、4K画像とパノラマ画像等複数の形式の動画や撮影時期の異なる同一箇所の動画をまとめて管理しておくことが可能。
また、スマートフォン等で撮影した写真と撮影場所のGPS情報を連動させて自動的に地図上に表示する機能も備え、作業現場における周辺状況の共有を容易に行うことができる。
近年、鉄道事業者のICT活用が進んでいて、輸送の安全確保や作業安全、設備改良等の課題の解決に期待が高まり、IoT化の進展も予想されている。両社は、今後も様々なSpatial-IT(空間情報技術)を融合したソリューションの展開を積極的に進めていくとしている。
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提供:フィスコ