本日注目すべき【好決算】銘柄 サマンサJP、アイケイ、竹内製作所 (10日大引け後 発表分)

注目
2018年7月11日 7時00分

10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

サマンサJP <7829> [東証M]  ★3-5月期(1Q)経常は88倍増益・上期計画を超過

◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比88倍の4.3億円に急拡大して着地。不採算店舗の閉鎖で店舗数が30店減少し、2ケタ減収となったものの、原価低減の進展に加え、人件費や広告宣伝費、販売促進費、業務委託費の削減が奏功し、採算が大きく改善した。

上期計画の2.1億円をすでに2倍も上回っており、業績上振れが期待される。

アルバイトT <2341> [JQ]  ★3-5月期(1Q)経常は24%増益で着地

◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比23.7%増の1.7億円に伸びて着地。正社員向け転職・就職サイト「JOB」や求人情報サイト「DOMO NET」が堅調に推移したほか、前期に投入した顧客専用の採用管理システムを提供する新サービスの販売増加も収益を押し上げた。販管費が減少したことも増益の要因となった。

アイケイ <2722> [東証2]  ★今期経常は19%増で3期連続最高益、2円増配へ

◆18年5月期の連結経常利益は前の期比62.3%増の8.9億円に拡大して着地。続く19年5月期も前期比18.7%増の10.6億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は中国を中心に自社ブランド化粧品「LB」の販売が拡大するうえ、テレビ通販などで美容・健康関連のPB商品も伸び、11.4%の大幅増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比2円増の12円に増配する方針とした。

ハニーズHD <2792>   ★今期最終は11倍増益へ

◆18年5月期の連結最終利益は前の期比52.7%減の1.9億円に落ち込んだものの、続く19年5月期は前期比11倍の20.5億円に拡大する見通しとなった。今期は赤字が続く中国小売店を9月末までに全店閉鎖するほか、ミャンマー工場の生産効率改善を進める。前期に計上した中国事業にかかる関係会社事業整理損がなくなることも最終利益を大きく押し上げる。

キリン堂HD <3194>   ★3-5月期(1Q)経常は50%増益で着地

◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比49.7%増の6.4億円に拡大して着地。ドラッグストアと小型店を8店舗出店したほか、前期に出店した店舗も寄与し、3.4%の増収を確保した。販売促進施策の見直しに加え、ヘルス&ビューティケア商品のカウンセリング販売が伸びたことも大幅増益に貢献した。

トーヨアサノ <5271> [東証2]  ★3-5月期(1Q)経常は2.2倍増益・上期計画を超過

◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の3.3億円に急拡大して着地。コンクリート二次製品事業で主力のコンクリートパイルの受注が大きく伸びたことが寄与。コスト管理や物件別の収益管理を徹底し、杭打ち工事の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。上期計画の2.6億円をすでに30.4%も上回っており、業績上振れが期待される。

竹内製作所 <6432>   ★3-5月期(1Q)経常は12%増益で着地

◆19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比11.8%増の47億円に伸びて着地。新製品を投入したミニショベルやクローラーローダーの販売が北米や欧州向けを中心に伸び、15.6%の大幅増収を達成したことが寄与。運送費の増加があったものの、増収効果で吸収した。

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