<注目銘柄>=カワタ、豊富な受注残を支えに増収増益を見込む
カワタ<6292>は、プラスチック成型機向け周辺機器の大手。前期末の受注残高は70億7500万円(前の期末比53.0%増)と豊富で、これを支えに今期も堅調な業績が見込めそうだ。
19年3月期通期の連結業績は、売上高が210億円(前期比3.3%増)、経常利益が11億5000万円(同11.7%増)と予想されている。国内での自動車や電子部品関連向け需要の取り込みに注力するほか、中国での電気自動車(EV)向け電池や光学部品関連の旺盛な需要が追い風になる見通し。素材価格や人件費の上昇懸念はあるものの、会社側では生産や販売量の拡大と売価への転嫁で吸収を図るとしている。
株価は1600円を挟んだ動きが続いているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線が接近中。ゴールデンクロスをきっかけに上放れする展開に期待したい。(参)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)