日本のブロックチェーン関連企業と提携交渉開始

経済
2018年7月13日 15時24分

スマートコントラクト実用化のための団体KIRIKMeta-protocolは、日本のブロックチェーン関連企業との提供交渉を開始した。「KIRIK」を導入すれば、実用的なスマートコントラクト開発ができるようになる、という。

■「KIRIK」導入の効果

「KIRIK」は、ロシアの数学者が20世紀に提唱したセマンティックモデリング理論を応用したメタプロトコルである。世界には1500以上のブロックチェーンが存在しているというが、問題がかなりある。そのひとつが、中央集権的な取引所を介さないと、異なるブロックチェーン同士でのトークンの移転が不可能であること、開発言語が異なり、アプリケーションが違っているため、それらに起因する非効率性などだ。それらの課題を「KIRIK」は解決するという。

スマートコントラクトの実用化が進まないのは、スマートコントラクトの技術者が少ないこともあるが、法的効力のある契約書とブロックチェーンを裏付けとしたスマートコントラクトの双方を理解し、互換性を持たせるのが非常に困難だからである。

「KIRIK」のセマンティックメタプロトコルは、開発者は難解な開発言語を習得しなくても、異なるブロックチェーンにまたがるトークン移転やアプリケーション開発ができるようになる、という。

「KIRIK」は非営利で運営されており、日本で開始した提携交渉の狙いは、日本でも「KIRIK」の開発者コミュニティをつくりあげることである。そのため、「KIRIK」を使う開発者向けの教育プログラムも用意している。

KIRIKMeta-protocolは、2018年6月に来日して、複数の日本のブロックチェーン関連企業とディスカッションを実施。さらに、Gunosy本社で開催された東京大学ブロックチェーン開発団体BitPenguin、FEBが共同で開催した技術者向けミートアップ「SmartContractMeeting」に登壇。スマートコントラクトの根本的な課題を解決する「KIRIK」の技術や仕組みを解説した。8月にまた来日予定である。

□添付動画

WhatisKIRIKMeta-Protocol?はこちらを参照。

KIRIKMeta-ProtocolScientificbackgroundはこちらを参照。

【ニュース提供・エムトレ】

《HT》

提供:フィスコ

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