グノシー、エニーペイと合弁会社設立でブロックチェーン事業の展開へ【フィスコ・ビットコインニュース】

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2018年7月13日 17時29分

情報収集・整理アプリ「グノシー」等を運営するグノシー<6047>は、わりかんアプリ「ペイモ」の提供やICOコンサルティング事業等を手がけるエニーペイと共に、ブロックチェーン関連事業を行う合弁会社レイヤーエックスの設立について合意したことを12日付で発表した。

同社は、昨年6月に発表されたIDCJapanの市場調査によれば、国内のブロックチェーン関連の市場規模が2021年には298億円になると予測されており、今後さらなる成長が見込める市場であると指摘している。一方でブロックチェーンに関する情報や技術者不足といった課題が見受けられるとして、両社のブロックチェーンに関する知見を活かして新会社を設立する運びとなったようだ。

グノシーは、今年5月、ツクルバとブロックチェーン技術における不動産領域の活用に向けた共同研究を開始している。また、エニーペイはICO(仮想通貨による資金調達)のコンサルティング事業へ参入しており、数社のICO実施のサポートを手がけてきた。エニーペイのホームページによると、シンガポールの仮想通貨関連企業ANGO社と協業し、トークン発行システム等を提供していく予定であるという。

両社が共同で設立するレイヤーエックスは、ブロックチェーン技術に特化したコンサルティングや開発、及び自社サービスの開発・運営を行う。トークン(独自通貨)の設計コンサルティングや開発を行うほか、ハッキングを防ぐコード監査や、技術サロンの運営をするトークン事業、及び仮想通貨マイニングに関する事業などの展開を検討しているという。

これを受け、本日のグノシーの株価は反発しストップ高となった。前日に発表された5月期の決算において、今期の予想が高成長継続見通しであったことも好感されているとみられるが、ブロックチェーン事業への参入も期待材料視されているようだ。

《SI》

提供:フィスコ

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