「セルフレジ」関連が7位にランクイン、省力化ニーズ背景に関連株は再動意気配<注目テーマ>

特集
2018年7月17日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 水害対策

2 人工知能

3 量子コンピューター

4 全固体電池

5 ドライブレコーダー

6 5G

7 セルフレジ

8 カジノ関連

9 ゲリラ豪雨

10 復興関連

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「セルフレジ」が7位にランクされている。

セルフレジは商品を購入した客が店員を通さず自ら支払いを行うシステムで、人手不足の時流を映しここにきて普及が促進される兆しにある。現段階ではバーコードの読み取りまでを定員が行い、精算については客独自で行うセミセルフレジが先行しているが、最近はRFIDタグ(無線自動識別タグ)を活用して商品を特定の場所に置く(入れる)だけで、支払い金額が提示されるシステムが普及、株式市場でも改めてテーマ物色の対象として浮上する公算が大きい。

日本国内ではカジュアル衣料のジーユーなど一部アパレルで積極的に導入されているほか、国内ドラッグストアも導入に前向きな姿勢を示している。圧倒的な店舗数を誇るコンビニエンスストアなどでも普及の可能性があるだけに、今後は市場拡大が加速するとの思惑が高まりそうだ。海外では中国が人工知能(AI)をうまく取り入れる形で流通業界の無人サービスが急拡大しており、遅かれ早かれ日本もこれに追随する動きが想定される。

関連有力銘柄としてはヴィンクス<3784>、アルファクス・フード・システム<3814>、サインポスト<3996>、オプトエレクトロニクス<6664>、東芝テック<6588>などが挙げられるが、株価位置が底値圏に近い銘柄も多く、値ごろ感からも人気素地は十分といえる。

ヴィンクスはイオングループ向けなど流通向けを主力とするシステム開発会社で、無人店舗向けソリューションでは「ANY-CUBE」シリーズなど次世代POSシステムを展開、中国の貴州省に本拠を構えるドラッグストア企業と業務提携に動いており、業容拡大への思惑が膨らむ。また、東芝テックは物流センター向けで、大量のRFID機能付きICタグを瞬時に読み取る装置を開発したことが伝えられ、今後の収益寄与が期待される状況にある。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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