CFA試験に仮想通貨とブロックチェーンを追加【フィスコ・ビットコインニュース】

米国のCFA協会が認定する資格であるチャータード・ファイナンシャル・アナリスト（CFA）の試験に、仮想通貨とブロックチェーンが追加されることが16日、ブルームバーグの報道により明らかとなった。

CFA試験とは、米国の公認証券アナリストの認定試験であり、資格を取得するためには財務分析、資産クラス、ポートフォリオ管理に関するレベル1～3までの3段階の試験に合格する必要がある。同報道によれば、仮想通貨とブロックチェーンはレベル1とレベル2のカリキュラムとして、2019年版の試験に向けて今年8月にリリースされる「フィンテックにおける投資管理」という新しいセクションの一部に加えられるという。

今回の新しいトピックには、人工知能（AI）や機械学習、ビックデータ、自動取引なども取り上げられるようだ。CFA協会のカリキュラム責任者であるスティーブン・ホラン氏は、仮想通貨とブロックチェーンについて「単なる流行ではない」として、「仮想通貨と経済の関係についてといったトピックも将来追加される可能性がある」と述べている。

近年、仮想通貨やブロックチェーンを教育カリキュラムに取り入れる学校が増えている。例えば、米国の有名大学の一つであるプリンストン大学は「ビットコインと仮想通貨技術」と名づけられたオンラインコースを提供している。また、大学院レベルでは2018年にカーネギーメロン、コーネル、デューク、マサチューセッツ工科大学（MIT）などの名門校が仮想通貨コースを新設している。

《HH》

提供：フィスコ