【↓】日経平均 大引け| 小幅反落、前場は買い優勢も上値は重く後場に値を消す (7月19日)

市況
2018年7月19日 16時16分

日経平均株価

始値  22871.62

高値  22926.47(10:46)

安値  22761.87(13:16)

大引け 22764.68(前日比 -29.51 、 -0.13% )

売買高  12億0660万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆1958億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅反落、前場は買い優勢も上値重く後場に値を消す展開

2.前日の米株市場ではNYダウ5日続伸ながら、ドル安・円高一服が重荷に

3.アジア株安も買い手控え感助長、2万3000円は上値のフシとして意識

4.石油や資源関連セクターが買われる一方、化粧品関連株などの下げ目立つ

5.下値では押し目買いが入り、日経平均の下げ幅も最大で30円強と限定的

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは79ドル高と5日続伸した。主要企業の堅調な決算発表を受け、JPモルガン・チェースなど金融株が買われた。

東京市場では、買いが先行したものの上値は重く、後場に入り日経平均株価はマイナス圏に沈んだ。ただ、下値では押し目買いが入り下げは小幅にとどまった。

19日の東京市場は、朝方は主力株中心に買いが優勢だった。前日の米株市場ではNYダウが5日続伸で約1ヵ月ぶりの高値水準に浮上したこともあり、この流れに追随し日経平均は一時130円あまり上昇する場面もあった。ただ、前週からの上昇基調を受け、足もと買い疲れ感から上値も重かった。日経平均2万3000円ラインは戻りのフシとして意識されており、外国為替市場でドル高・円安が一服したことも背景に、後場は利益確定売りに押される展開を強いられた。中国や香港などアジア株市場が軟調に推移したことも買い手控え感につながった。もっとも、下値では押し目買いが入り下げ幅は最大で30円強にとどまった。石油や資源関連株が買われた一方、化粧品関連株などへの売りが目立った。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が値を下げたほか、コーセー<4922>、ファンケル<4921>などが大幅安となった。資生堂<4911>の下げも目立つ。スタートトゥデイ<3092>が軟調、東京個別指導学院<4745>、エスケイジャパン<7608>なども安い。IDOM<7599>、ヒューリック<3003>、北の達人コーポレーション<2930>も水準を切り下げた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も買い優勢だった。東京エレクトロン<8035>が上昇、リクルートホールディングス<6098>も上値を追った。ネオス<3627>が値上がり率トップに買われたほか、マクロミル<3978>も大幅高。レーザーテック<6920>、ダイフク<6383>も値を上げた。レノバ<9519>が買われ、クミアイ化学工業<4996>、CKD<6407>なども物色人気となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ソフトバンク <9984> 、ダイキン <6367> 、エーザイ <4523> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約56円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、資生堂 <4911> 、テルモ <4543> 、KDDI <9433> 、ユニファミマ <8028> 。押し下げ効果は約97円。

東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)海運業、(4)機械、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)電気・ガス業、(3)食料品、(4)小売業、(5)陸運業。

■個別材料株

△イナリサーチ <2176> [JQ]

ヒト由来がんのPDXマウスモデルで共同事業を開始。

△カヤック <3904> [東証M]

コマツ <6301> とスマートコンストラクション事業で協業。

△メルカリ <4385> [東証M]

JPモルガン・アセットが大株主に浮上。

△インスペック <6656> [東証2]

基板AOIとロールtoロール型のAVIの大口受注を発表。

△GMO-FH <7177> [JQ]

非開示だった上期経常は58億円へ。

△黒田精 <7726> [東証2]

21年3月期に売上高200憶円を目指す中期計画を発表。

△タカラトミー <7867>

東海東京調査センターが「アウトパフォーム」継続。

△小松ウオール <7949>

4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。

△三益半導 <8155>

岩井コスモ証券は目標株価を3100円に引き上げ。

△ビジョン <9416>

「IT導入補助金」のIT導入支援事業者に認定。

▼イートアンド <2882>

公募増資と売り出しを実施。

▼チヨダ <8185>

三菱UFJMS証券が目標株価を2200円に引き下げ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ネオス <3627> 、(2)田淵電 <6624> 、(3)ランド <8918> 、(4)ファストロジ <6037> 、(5)マクロミル <3978> 、(6)レーザーテク <6920> 、(7)イソライト <5358> 、(8)スプリックス <7030> 、(9)インターアク <7725> 、(10)ダイフク <6383>

値下がり率上位10傑は(1)海洋掘削 <1606> 、(2)イートアンド <2882> 、(3)ファンケル <4921> 、(4)コーセー <4922> 、(5)三機サービス <6044> 、(6)いちご <2337> 、(7)東京個別 <4745> 、(8)チヨダ <8185> 、(9)T-BASE <3415> 、(10)光世 <8617>

【大引け】

日経平均は前日比29.51円(0.13%)安の2万2764.68円。TOPIXは前日比1.62(0.09%)安の1749.59。出来高は概算で12億0660万株。東証1部の値上がり銘柄数は942、値下がり銘柄数は1086となった。日経ジャスダック平均は3808.67円(2.92円安)。

[2018年7月19日]

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