注目銘柄ダイジェスト(前場):レノバ、J・TEC、JDIなど

市況
2018年7月20日 12時17分

コカBJH<2579>:4135円(-205円)

大幅続落。野村證券では、最盛期を迎える中でサプライチェーンに問題が生じている可能性と指摘、警戒感が強まる状況になっているようだ。店頭での販売状況を見ると、6月半ばから一部商品が休売、終売、割当出荷になっており、西日本豪雨による本郷工場操業停止の影響のほか、それとは別に生産ラインの逼迫などによるサプライチェーン、あるいは、それに関わるシステムに問題が起きている可能性とみているもよう。

JDI<6740>:141円(+7円)

続伸。SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」に格上げしており、買い戻しの動きにつながっているとみられる。目標株価は140円に設定のようだ。目先の最大の注目点となる新液晶モデルは、19.3期だけでなく20.3期にかけて需要が強く推移すると想定しており、短期的に業績フォローの環境が続くと考えているもよう。仮に、新液晶が2019年新モデル以降でも持続的に採用される期待が高まる場合、280円程度まで評価回復の可能性と。

レノバ<9519>:2084円(+215円)

大幅続伸で上昇率トップ。日本企業の間で、事業に使う電力を全て再生可能エネルギーで賄おうとする動きが広がってきたと報じられている。富士通<6702>や丸井グループ<8252>など10社が10-30年かけて段階的に再生エネに切り替えるようだ。大口需要家である企業の利用拡大は大手電力の送配電網への投資を促し、遅れている再生エネ普及に弾みがつく可能性と指摘されている。同社のほか、イーレックス<9517>やサニックス<4651>など同関連銘柄が買い優勢に。

J・TEC<7774>:1277円(+86円)

大幅に反発。外傷等に起因する二次性の変形性膝関節症を対象とする再生医療等製品「自家培養軟骨ジャック」の治験計画届書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出したと発表している。治験により製品の適応拡大を目指す。対象の患者本人から採取した軟骨組織を培養して作製した「ジャック」を欠損部に移植し、痛みの緩和などの有効性及び安全性の確認を行う。実施施設は広島大学や島根大学など全10施設を予定している。

イグニス<3689>:1562円(+26円)

大幅に3日続伸。出資先である韓国のMEMORY Inc.がブロックチェーン技術を活用したゲーム開発を開始すると発表している。韓国企業2社から計10億ウォン(約1億円)を調達し、研究開発費に充当する。MEMORYはLINE<3938>の許諾を受けた「LINE 大富豪」やサンリオ<8136>のキャラクターを活用したFacebook インスタントゲーム「Hello Kitty Disco Pop」などのスマートフォン向けゲームアプリの開発・運営を行っている。

ネクストウェア<4814>:373円(+9円)

大幅反発。連結子会社のネクストキャディックス(東京都港区)がKDDI<9433>が提供する「プロアクティブアラーム検知サービス」と自社製品の「Cadix-MapServer」のシステム連携に関する協業契約を締結したと発表している。システム連携により、技術スタッフの平均修復時間の低減や現場出動回数の削減、エンドユーザーからの問い合わせ電話の回数削減効果が見込まれ、ケーブルテレビ事業者の業務効率化が図れるという。

丸八証券<8700>:129円(+3円)

大幅高。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益(速報値)を前年同期比182.7%増の1.38億円と発表している。米国株を中心とした外国株取り扱いの増加等によるトレーディーング収益の増加に加え、投資信託の販売手数料増加などが増益に貢献した。金融商品取引業は経済情勢や市場環境の変動による影響が大きいとして通期予想は公表していない。正式な決算発表は25日の予定。

《ST》

提供:フィスコ

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