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すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 v-com2さんの場合 -後編

特集
2018年7月20日 13時30分

東証1部昇格狙いで割安株の罠をくぐり抜ける

登場する銘柄:南陽 <7417> [東証2]、大光 <3160>

筆者:福島 由恵

金融機関出身のフリーライター。株式、投資信託、不動産投資などを中心とした資産形成に関連する記事執筆を主に担当。相続、税金、ライフプラン関連も数多く執筆。

v-com2v-com2さん(30代・男性)

投資歴約15年のサラリーマン投資家。2016年に「億り人」達成後、現在も順調に拡大し運用資産は約1.7億円。保有銘柄数は優待銘柄を中心に100前後

株式投資で失敗しないためには、売買したい時に、売買したい価格で取引できる流動性をポイントに挙げる考えがある。多くの機関投資家が新興市場銘柄を投資対象にしないのは、彼らの取引規模では流動性が低いためだ。

その点、個人投資家は新興市場銘柄も投資対象にできるが、前回紹介した南陽のように地方証券取引所の単独上場銘柄(当時)まで目を向ける人は少ない。地方上場銘柄は個人投資家も尻込みするような流動性が低い銘柄も多いからだ。

v-com2さんが地方単独銘柄にも手を広げられるのは、確固とした投資スタイルがあるからだ。とはいえ「自分の勝利の方程式」を見つけるまでには、多くのすご腕投資家さんと同様、いくつかの苦い経験を味わっている。

バフェットの投資手法に感銘

最初は株主優待狙いで株式投資を始めたv-com2さんは、投資を続けながら様々な著名投資家の著書を読み込んだ。最も印象に残ったのが、世界最強の投資家といっても過言ではないウォーレン・バフェット氏の投資手法。本来の企業価値より割安なバリュー株を見つけて長期投資することが成功を勝ち取る方法だと理解し、自分も実践しようと考えた。

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