話題株ピックアップ【夕刊】(1):レノバ、Jディスプレ、メルカリ

注目
2018年7月20日 15時11分

■レノバ <9519>  2,111円  +242 円 (+13.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

再生エネルギー関連株が高い。レノバ<9519>が一時ストップ高と急騰し上場来高値を更新したほか、サニックス<4651>、グリムス<3150>、イーレックス<9517>、エヌ・ピー・シー<6255>などが高い。20日付の日本経済新聞は、「日本企業の間で、事業に使う電力を全て再生可能エネルギーで賄おうとする動きが広がってきた」と報道。富士通<6702>は月内にも使うエネルギーを全て再生エネで賄うことを目指す企業連合「RE100」に加盟するほか、丸井グループ<8252>は30年までに全量を再生エネに切り替える、という。日本での再生エネルギー普及に弾みがつくとみられ、この日は同関連株に買いが流入した。

■エラン <6099>  2,986円  +324 円 (+12.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

エラン <6099> が続急伸。19日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の4.9億円→6.3億円に28.6%上方修正。増益率が10.9%増→42.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。介護施設向けレンタルサービスの利用者数が伸び、売上高が計画を上回ったことが寄与。収益性改善策の進展に加え、販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の9.9億円(前期は9.2億円)を据え置いた。

■Jティッシュ <7774>  1,285円  +94 円 (+7.9%)  本日終値

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>が反発。同社は自家培養表皮や軟骨など再生医療製品の開発を手掛けており、受託事業も行う。19日取引終了後、外傷などに起因する二次性の変形性膝関節症への適応拡大に向けて、再生医療等製品「自家培養軟骨ジャック」の治験計画届書を提出したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。

■UUUM <3990>  5,880円  +400 円 (+7.3%)  本日終値

UUUM<3990>が急反発。岩井コスモ証券は19日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は6500円としている。同社は動画共有サイト「ユーチューブ」への動画投稿を通じて収入を得る「ユーチューバー」のマネジメント会社。人気のユーチューバーを数多く抱え、高い成長を続けている。同証券では、動画広告市場の拡大や収益基盤の強化により中期的な成長が期待できると指摘。19年5月期の連結営業利益は会社計画8億5000万円に対し10億円(前期比40%増)への増額修正を予想している。

■ジャパンディスプレイ <6740>  142円  +8 円 (+6.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

ジャパンディスプレイ<6740>が続伸。SMBC日興証券が19日付で、投資評価を「3」から「2」へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、同社が手掛ける北米最大手スマホメーカー向けの新液晶モデルは、想定通りに6月から量産投入されたとしており、今後は量産歩留まりや発売時期などが注目されると指摘。あわせて19年3月期の営業利益予想を50億円から220億円へ、20年3月期を100億円の赤字から270億円の黒字へ上方修正したが、一方で、増資による発行済株式数の変更などを考慮し、目標株価は150円から140円へ引き下げている。

■アニコムHD <8715>  4,725円  +250 円 (+5.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

アニコム ホールディングス<8715>が6日続伸し年初来高値を更新。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「三井住友銀行は飼い犬や猫の医療費を補償するペット保険の取り扱いを月内に始める」と報じれられており、なかで、商品についてはアニコムHD傘下のアニコム損害保険の商品で3つのプランから選べるようにするとしていることから、これを好材料視した買いが入った。銀行の窓口でペット保険を取り扱うケースはまれで、記事によると大手行では初めてという。三井住友銀行にとっては顧客との接点の増加につながるほか、アニコムHDには契約数の拡大につながるとの期待が強まっているようだ。

■ベクトル <6058>  2,352円  +111 円 (+5.0%)  本日終値

ベクトル<6058>が大幅反発。19日の取引終了後、企業の人事評価制度の導入や運用の支援事業を中心とする人事関連クラウドサービスを展開するあしたのチーム(東京都中央区)の株式を取得し、子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。今回の子会社化は、7月31日付であしたのチーム株3630株を約32億円で取得するというもので、これによりベクトルは、15年に子会社を通じて出資(議決権所有割合2.8%)した分を合わせて3830株(議決権所有割合54.1%)を所有することになる。グループとして経営も含めたさらに強力なサポートを行うことで、あしたのチームの新たな段階の成長を実現するとともに、グループ価値の向上も図るとしている。同件に伴い、19年2月期の連結業績予想について、売上高を240億円から264億円(前期比31.4%増)へ上方修正した。なお、営業利益は38億円(同25.6%増)、純利益は19億円(同33.3%増)で据え置いた。

■メルカリ <4385>  4,800円  +205 円 (+4.5%)  本日終値

メルカリ<4385>が3日続伸。19日の取引終了後、フリマアプリ「メルカリ」の国内累計出品数が7月13日現在で10億品を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「メルカリ」は、13年7月2日にサービスを開始。スマートフォン1つで売買できる手軽さや、売れる楽しさ、掘り出し物を探して買う楽しさのほか、エスクロー決済システムを導入することで支払いのトラブルを防ぐなど安全・安心なプロダクト開発を強化することで多くの利用者からの支持を得ている。同社では今後も人工知能(AI)などのテクノロジーを活用し、より手軽で安全・安心なマーケットプレイスを目指すとしている。

■イー・ギャランティ <8771>  2,057円  +39 円 (+1.9%)  本日終値

イー・ギャランティ<8771>が3日ぶりに反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「8月、企業が持つ売掛債権を一括して保証する事業に参入する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、与信管理が煩雑な小口債権をたくさん持つ製造業や卸売業のニーズがあると判断し参入するとしており、1年間で100億円分の保証を引き受ける計画だという。サービス拡大による業績への貢献が期待されているようだ。

■アルパイン <6816>  2,499円  +41 円 (+1.7%)  本日終値

アルパイン<6816>が反発。「物言う株主」として知られる米ヘッジファンドのエリオット・インターナショナルが19日付で財務省に提出した変更報告書で、エリオットと共同保有者の同社株式保有割合が5.12%から6.30%に増加しており、需給思惑から買いが入ったようだ。なお、保有目的は「投資。状況に応じ重要提案行為などを行う」。また、報告義務発生日は7月18日となっている。

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