24日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高で3日続伸、インフラ関連に買い

市況
2018年7月24日 16時47分

24日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比46.02ポイント(1.61%)高の2905.56ポイントと3日続伸した。終値で2900ポイント台を回復するのは、6月20日以来となる。上海A株指数も上昇し、48.24ポイント(1.61%)高の3043.13ポイントで取引を終えた。

中国の政策が追い風。国務院(内閣に相当)は23日の常務会議で、内需拡大に向けて「財政政策をより積極化」する方針を打ち出している。また、同会議で李克強首相は、地方政府に予算枠外での債券発行を認める考えも示した。インフラ建設を推進する狙いがある。金融当局も緩和的な政策に舵を切った。中国人民銀行(中央銀行)は23日、「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じて5020億人民元(約8兆2530億円)の資金を供給。過去最大のMLF規模となった。

業種別では、ゼネコンや素材などインフラ関連が高い。中国鉄建(601186/SH)と中国交通建設(601800/SH)がそろって値幅制限いっぱいまで買われ、中国アルミ(601600/SH)が7.1%、安徽海螺セメント(600585/SH)が6.8%、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.4%ずつ値を上げた。不動産株も軒並み上昇。保利地産(600048/SH)が3.3%高で引けた。金融株、自動車株、海運株、消費関連株、石油・石炭株なども値上がりしている。前日に急落した薬品株もしっかり。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が3.34ポイント(1.15%)高の292.78ポイント、深センB株指数が18.84ポイント(1.79%)高の1070.13ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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