東京株式(大引け)=103円高、リスク選好ムード継続も売買代金は低調

市況
2018年7月25日 15時54分

25日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は2万2600円近辺で売り物をこなし切った。ただ、売買代金は盛り上がらず上値の重さも意識された。

大引けの日経平均株価は前営業日比103円77銭高の2万2614円25銭と続伸。東証1部の売買高概算は11億3815万株、売買代金概算は1兆9846億5000万円。値上がり銘柄数は1267、対して値下がり銘柄数は729、変わらずは106銘柄だった。

きょうの東京市場はリスク選好の流れが続いた。前日の米国株市場でNYダウが4日ぶりに急反発したことで、機関投資家のリスク許容度が改善したほか、中国景気に対しても政策期待を背景に減速懸念が後退、主力株を中心に買いが優勢となった。原油先物市況の上昇を背景に石油株が買われたほか、中国関連に位置づけられる機械セクターなどへも買いが続いた。ただ、外国為替市場では1ドル=111円台前半の推移で円が高止まりしているほか、これから本格化する企業決算を前に売買が手控えられた面もあり、全体売買代金は6月25日以来となる2兆円大台割れとなった。中国・上海株市場は前日終値近辺で横ばいの動きをみせており、一段の上値追いには材料不足。相対的に中小型株への資金流入が目立った。

個別では、ファナック<6954>、村田製作所<6981>、信越化学工業<4063>などが高く、資生堂<4911>も強い動き。ブロードリーフ<3673>がストップ高に買われたほか、インターアクション<7725>も急速に上値追い。ネオス<3627>も物色人気が集中している。Gunosy<6047>が急伸、モリテック スチール<5986>も大幅高となった。タツタ電線<5809>、日本車両製造<7102>も大きく上値を伸ばした。

半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>も冴えない。三菱自動車<7211>、クラリオン<6796>が売られた。SMK<6798>が急落したほか、ジャストシステム<4686>、ユアテック<1934>も下落した。シグマクシス<6088>、エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>なども軟調だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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