FX決済インフラのCLS、ブロックチェーンを活用した決済サービスの最終テストを開始【フィスコ・ビットコインニュース】

通貨
2018年7月31日 17時42分

市場安定のために設立され、世界の主要行が多く出資する外国為替(FX)決済インフラのCLSが、IBMと共同開発するブロックチェーン技術を活用した銀行向け決済サービスについて最終テストを開始することが27日、海外メディアの報道により明らかとなった。このテストには、バークレイズやシティグループなどを含む9つの金融機関も参加した。

今回テストされたのはレッジャー・コネクト(Ledger Connect)というブロックチェーン基盤のアプリケーションにアクセスするためのプラットフォームだ。また、うまくいけば今年の夏以降に7社以上の銀行のITシステムに導入される見込みとなっているようだ。同システムの導入によって、手動による決済処理の時間と労力を低減させることで市場の決済処理の簡易化やコスト削減などの効果が期待されている。

CLSが決済サービスを提供する先には、IBMのほか、バークレイズ、シティグループ、ゴールドマンサックス、JPモルガンなどがある。CLSが一日当たりに出す送金指示は、バークレイやシティグループなどの大手金融機関を含めて1日5兆ドル超にのぼるという。

金融機関によるブロックチェーン関連技術の実証実験はこれまでにも数多く行われてきているが、実際の商品化に漕ぎつけているものはほとんどない状況の中、CLSの動向が注目される。

《HH》

提供:フィスコ

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