【今週読まれた記事】夏枯れ、様子見……転機はいつか
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は8月4日から8月10日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
「投資家がリスク愛好に転じるのは何がきっかけになるのだろうか。やはり、価値、需給、人気(いわゆる、株価の3要素)の改善が不可欠と思う」と、夏枯れ商状の日本市場が活況を取り戻すための条件を提示したのは、「【杉村富生の短期相場観測】 ─ 基本的に夏枯れ商状が継続する!」の杉村氏。しかし、条件達成はなかなか難しい様相です。また、再燃する米中貿易摩擦の懸念や米利上げを巡る為替の動きなども様子見ムードを強める要因となっていますが、米中貿易摩擦について杉村氏は「トランプ大統領の狙いはハイテク覇権を目指す『中国製造2025』つぶし」と指摘、「そう簡単に収束するはずがない」と分析しています。
この夏枯れ商状は、いつまでこの状況が続くのでしょうか。人気コラム「植木靖男の相場展望」でおなじみの植木靖男氏に展望を聞いた「植木靖男氏【貿易摩擦問題に再び揺らぐ、日経平均は上か下か】(1) <相場観特集>」では、「短期視野に立って日米間の貿易交渉が今後どのような進展を見せるかは注意深く見守る必要がある。その意味で8月9日にワシントンで予定される日米貿易協議の行方は要注目」と解説し、これを通過した後は「仮に売買代金は盛り上がらなくても目先の不安心理の後退により売り圧力が減退し、全体相場は徐々に上値指向を明示していく」と、日米通商協議通過後はやや明るい見通しとなることを予想しています。9日に始まった協議は翌日も継続となったことで結果が警戒されたこともあり、週末10日の日経平均株価は前日比300円安と大きく下げてしまいましたが、来週以降の展開が注目されます。
相場観特集では植木氏のほか2氏に展望をうかがっています。第一生命経済研究所の藤代宏一氏は「今後の相場をみるうえでのポイントは、米国の利上げ打ち止め議論の行方」と指摘、「9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げ見通しだが、そのなかで利上げ打ち止めに言及する人がどれだけ出てくるかに注目したい」と、米利上げの結果だけではなくFOMCでの議論に着目して解説を加えています。
藤代宏一氏【貿易摩擦問題に再び揺らぐ、日経平均は上か下か】(2) <相場観特集>
大谷正之氏【貿易摩擦問題に再び揺らぐ、日経平均は上か下か】(3) <相場観特集>
そうしたなか、「8月相場はまずまずのスタートだ。猛暑や米中貿易戦争が続いていることを考えると、まずまずどころか、堅調そのものと言えるかもしれない」と、異色の書き出しとなったのは大人気コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ “米中摩擦”乗り切りのカギは高技術力・サービス力に!」の北浜氏。現在の相場環境で買いが入り続けている銘柄があることを指摘し、「米中貿易戦争の影響が及びにくいゾーンに位置すると思われる銘柄に市場は関心を寄せている」と、物色対象となる銘柄を紹介して多くのアクセスを集めました。
そのほか、相場コラムは以下の記事も人気となっています。どれもお見逃しなく。
NYダウ“月末安”アノマリーに要注意、水面下の売り材料に浮上気配 <東条麻衣子の株式注意情報>
富田隆弥の【CHART CLUB】 「高値圏の8月アノマリー」
北浜氏はさらに、「今後も外部環境の影響があってもそれを乗り切るパワーがある高技術やサービス力を持った銘柄が物色対象になり続けるとみてよい」と分析しており、続けて「では、“高技術”とはどんなものか。まずは何といってもIoTやEV、AI関連の最先端技術分野のそれになる」と指摘しています。
そうした最先端技術に欠かせない“半導体”の関連企業を追った「消えたシリコンサイクル、そして株価大変貌 『半導体関連』奇跡の底値買い厳選株 <株探トップ特集>」が、今週のランキングトップに輝きました。AI、ビッグデータの台頭がインフラ革命を起こしている可能性を指摘し、「底値圏に位置する半導体関連株の中には、ここが世紀の買い場となっている、というケースもあり得る」として注目銘柄を挙げ、多くのアクセスを集めました。
そのほか、投資テーマ関連では、以下の記事が人気となりました。
「半導体製造装置」に投資家の視線、世界的な半導体活況で大出直り相場へ<注目テーマ>
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重要性増す「組み込みソフト」、伸びる自動車向けで強み持つ企業は <株探トップ特集>
4-6月期決算発表がピークを迎えた今週、ランキング上位のほとんどを決算関係の記事と、定番人気記事【明日の好悪材料】【サプライズ決算】が埋め尽くす結果となりました。また、4-6月期に過去最高益を出し、かつ今期も最高益を見込む企業をリストアップした「利益成長“青天井”銘柄リスト<成長株特集>」は、先週配信した「第1弾」もランキングに入るなど大人気となりました。
利益成長“青天井”銘柄リスト【第1弾】 21社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【第2弾】 25社選出 <成長株特集>
8月14日までの決算発表集中期間、増収増益となった企業を毎日配信する「“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト」も、全てが上位にランクインしています。
“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月3日版
“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月6日版
“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月7日版
“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月8日版
“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月9日版
さらに「★本日の【サプライズ決算】」は、決算集中期間は16時に「速報」、18時に「続報」を配信しています。引け後の材料をまとめてチェックできる【明日の好悪材料】と併せてチェックすることで、決算発表に関する注目情報を網羅することができます。ぜひご活用ください。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月3日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月6日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月7日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月8日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月9日発表分)
そのほか、最低投資金額10万円以下の銘柄から、3期連続で最高益を見込む「お宝候補」を特集した「10万円以下で買える、3期連続最高益「お宝候補」36社選出」や、配当利回りの高い銘柄を選出した特集などで人気の<割安株特集>は、今週もすべて上位にランクインしています。
10万円以下で買える、3期連続最高益「お宝候補」36社選出 【東証1部】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、3期連続最高益「お宝候補」21社選出 【2部・新興】編 <割安株特集>
8月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
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