マーケットエンタープライズ---通期は増収増益、農機具領域及び通信領域が利益に貢献
マーケットエンタープライズ<3135>は13日、2018年6月期(2017年7月-2018年6月)の連結決算を発表した。売上高が前期比12.5%増の63.33億円、営業利益が0.96億円(前期は0.07億円の損失)、経常利益が前期比22.5倍の0.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.31億円(前期は0.19億円の損失)だった。
2017年6月期、2018年6月期の2期間を、中長期的な飛躍に向けた戦略的投資期間と位置づけ、買取基盤の拡充に向けた人員や設備の拡充をはじめ、取扱商品カテゴリーの拡大、新規サービスのリリース等、積極的な先行投資を実施した。
具体的には、「買取基盤の拡充」として、2017年9月に西東京リユースセンター、2018年1月に札幌リユースセンターを新規に開設した。「取扱商品カテゴリーの拡大」として、建設機械、医療機器領域への新規参入、「新規サービスのリリース」としては、宅配レンタルサービスの本格始動、Webマーケティングのノウハウを生かしたオウンドメディアの運営等を行った。加えて、在庫戦略を見直し、長期滞留商品の処分を実施し、保有在庫の適正化を行った。保有在庫の適正化の結果、一時的な損失が発生したものの、前期に新規参入した農機具領域や、子会社のMEモバイルが展開する通信領域は先行投資が奏功し、利益に貢献した。
2019年6月通期の連結業績予想は、売上高が前期比21.6%増の77.00億円、営業利益が同65.8%増の1.60億円、経常利益が同70.5%増の1.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同150.4%増の0.80億円を見込んでいる。
《SF》
提供:フィスコ