★本日の【イチオシ決算】 MRT、セレス、出光興産 (8月14日)
※決算発表の集中期間は本日で終了となります。
15日から、★本日の【サプライズ決算】 速報 は<17時>に配信します。
1)本日(8月14日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【MRT <6034> [東証M]】 ★4-6月期(1Q)税引き前は2.2倍増益・通期計画を超過
◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.2倍の1億6200万円に急拡大して着地。主力の医療人材サービスで非常勤医師の紹介件数が増加したうえ、前期に買収した2社の業績上積みなども寄与し、79.5%の大幅増収を達成。開業支援やマーケティング支援など医療人材サービス以外の収益も拡大した。
第1四半期実績だけで、通期計画の4000万円をすでに4.1倍も上回っており、業績上振れが期待される。
● サプライズな決算発表・業績修正
ACKG <2498> [JQ] ★今期経常最高益予想を14%上乗せ、配当も7.5円増額
◆18年9月期の連結経常利益を従来予想の14.9億円→17億円に14.1%上方修正。増益率が7.6%増→22.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。国内外でインフラ整備関連などの受注が拡大したことに加え、原価管理や品質管理の強化でプロジェクトが順調に進み、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の22.5円→30円(前期は22.5円)に大幅増額修正した。
セレス <3696> ★上期経常が3.4倍増益で着地
◆18年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.4倍の6.4億円に急拡大して着地。会員数増加を背景にスマートフォン向けポイントサイトの広告収入が伸びたうえ、アルバイト求人サイトなどのコンテンツメディアも積極的な広告投資やM&A効果で売上高が急拡大した。投資育成事業でコインチェック株式の売却益が発生したことも利益を大きく押し上げた。
なお、ゆめみ、マーキュリーの連結子会社化に伴い第3四半期から連結決算に移行する。今期の連結経常利益は10億円を見込む。
バンクオブイ <4393> [東証M] ★今期経常最高益予想を37%上乗せ
◆18年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億7800万円→3億8000万円に36.7%上方修正。増益率が74.8%増→2.4倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。「ミトラスフィア」「幻獣契約クリプトラクト」など運営中のスマートフォン向けゲーム4タイトルの課金収入が想定より伸びる。一方、売上原価や販管費はほぼ計画通りに収まり、利益は大幅に上振れする。
出光興産 <5019> ★今期経常を一転10%増益・最高益に上方修正
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の1700億円→2500億円に47.1%上方修正。従来の24.9%減益予想から一転して10.5%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。原油市況上昇で在庫評価益が発生するほか、石油製品のマージンも改善する。石炭価格の上昇に加え、持分法投資利益が想定より膨らむことも上振れに貢献する。
予想PERが10.5倍→7.7倍に低下し、割安感が強まった。
トレンダーズ <6069> [東証M] ★4-6月期(1Q)経常は5.9倍増益、1→2の株式分割を実施
◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比5.9倍の3.2億円に急拡大して着地。投資事業で保有するSmarpriseの全株式を売却したことに伴い、売却益が発生したことが収益を大きく押し上げた。オフィス移転費用に加え、ギフトEC事業やMimiTVなどへの先行投資を吸収し、大幅増益を達成した。
併せて、9月30日時点の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが期待される。
オーケストラ <6533> [東証M] ★上期経常は31%増益、初配当と株式分割も発表
◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比31.2%増の2.2億円に拡大して着地。デジタルマーケティング事業で主力の運用型広告を中心に既存取引先の受注額が増加したうえ、新規顧客開拓も順調に進み、取扱高が拡大したことが寄与。
業績好調を踏まえ、従来無配としていた期末一括配当は初配当となる2.5円を実施する方針とした。
併せて、8月31日時点の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが期待される。
ダイヤ通商 <7462> ★今期最終を46倍上方修正・24期ぶり最高益更新へ
◆19年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の1500万円→6億9600万円に46倍上方修正。増益率が7.5倍→348倍に拡大し、24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。サービスステーション「SSヨンク大塚」の売却に伴い、売却益6.5億円が発生することが最終利益を押し上げる。
平山 <7781> [JQ] ★今期経常は40%増益・8円増配へ
◆18年6月期の連結経常利益は前の期比2.5倍の2億1400万円で着地。続く19年6月期は前期比40.2%増の3億円に拡大する見通しとなった。今期も主力の製造業向け請負・派遣の好調が継続するうえ、7月に子会社化したFUN to FUNの買収効果なども寄与し、47.1%の大幅増収を見込む。
業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→50円(前の期は22円)に増額し、今期も前期比8円増の58円に増配する方針とした。予想PERが17.2倍→11.6倍に低下する一方、配当利回りは2.19%に上昇し、割安感が強まった。
■引け後発表
◆本決算:
<8964>フロンティア[東R]
合計1社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース