リニカルがS安、人件費増や買収費用など響き第1四半期66%営業減益
リニカル<2183>がストップ安の1976円まで売られている。14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高27億5900万円(前年同期比29.1%増)、営業利益8600万円(同65.8%減)、純利益4200万円(同73.4%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
日本、アジア、米国、欧州におけるグローバル受託体制の構築を推進したことで国際共同治験を中心とした受託案件が増加したことに加えて、米アクセロバンス(現リニカル・アクセロバンス・アメリカ)買収効果もあり、売上高は大幅増収となった。ただ、売上高の増加が先行的な人材投資による人件費の増加につながったほか、アクセロバンス社買収に関連して発生した取得関連費用やのれんの償却負担が増加し、減益を余儀なくされた。
なお、19年3月期通期業績予想は、売上高131億円(前期比43.7%増)、営業利益20億3100万円(同10.0%増)、純利益13億2900万円(同2.5%増)の従来見通しを据え置いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)