東京株式(大引け)=20円高、上海株上昇を横目に戻り足みせるも上値に重さ

市況
2018年8月21日 15時27分

21日の東京株式市場は、方向感の定まりにくい地合いながら、日経平均はマイナス圏で始まった後、戻り足に転じた。上値も重く、大引けは小幅高で着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比20円73銭高の2万2219円73銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は10億6753万株、売買代金概算は1兆9210億8000万円。値上がり銘柄数は563、対して値下がり銘柄数は1455、変わらずは85銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方売りが先行したものの、その後は買い戻しが優勢となり、日経平均は後場寄りにプラス転換し、一時100円以上高い場面もあった。前日の欧米株が総じて堅調な動きをみせたことや、取引時間中は中国・上海株市場が切り返しに転じたことなどを横目に、先物を絡め海外ファンド筋の買い戻しが全体を押し上げる格好となった。業種別には医薬品や紙パルプなどのディフェンシブストックが堅調、一方で情報通信セクターが安かった。外国為替市場では一時1ドル=110円台を割り込む円高傾向で、主力株中心に上値も重かった。米国との間で緊張が高まっているトルコ情勢の行方を見極めたいとの思惑もあり、全般的に実需の買い意欲は限定的だったといえる。全体売買代金も若干増勢基調にはあるものの2兆円台に届かなかった。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が1000円を超える上昇をみせたほか、任天堂<7974>も上値指向継続。東海カーボン<5301>が高く、資生堂<4911>、エーザイ<4523>も買い優勢だった。オープンドア<3926>、レーザーテック<6920>が大幅高に買われ、インターネットイニシアティブ<3774>も上昇した。スタートトゥデイ<3092>が物色人気となり、ペプチドリーム<4587>なども水準を切り上げた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、NTTドコモ<9437>も売りに押された。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が大幅安となったほか、KDDI<9433>の下げも目立った。東京海上ホールディングス<8766>も値を下げている。ウィルグループ<6089>が急落、パソナグループ<2168>、シークス<7613>なども安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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