東京株式(大引け)=190円高、売り圧力弱いなか高値引けで4日続伸

市況
2018年8月24日 15時36分

24日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、後場は日経平均が上げ幅を一段と広げ2万2600円台でほぼ高値引けとなった。

大引けの日経平均株価は前営業日比190円95銭高の2万2601円77銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は9億8377万株、売買代金概算は1兆7634億円。値上がり銘柄数は1497、対して値下がり銘柄数は515、変わらずは92銘柄だった。

きょうの東京市場は、米中貿易摩擦懸念も織り込みリスクを取る動きが継続した。前日の欧米株が軟調だったほか取引時間中はアジア株市場も総じて弱い動きを見せていた。しかし、外国為替市場で1ドル=111円台40銭近辺へと円安方向に振れたことや、中国・上海株が午後になって急速に切り返したことなどが追い風となった。海外ヘッジファンド筋とみられる先物への買い戻しが全体を押し上げた。業種別には33業種中26業種が上昇し情報通信、医薬品、サービス、小売など内需株の上昇が目立った。個別でも全体の7割の銘柄が高くなった。一方、売買代金は1兆7000億円台にとどまり、前週末以降は2兆円台割れが常態化している。薄商いとはいえ、売り圧力の弱さが地合いに反映される形で日経平均は4営業日で400円強の上昇をみせている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで堅調、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>なども上昇した。リクルートホールディングス<6098>が高く、武田薬品工業<4502>、エーザイ<4523>も買われた。オルトプラス<3672>はストップ高で買い物を残し、日本エム・ディ・エム<7600>も一時値幅制限いっぱいに買われた。TOKYO BASE<3415>、富士通ゼネラル<6755>なども値を飛ばした。

半面、スズキ<7269>が軟調、コマツ<6301>、ファナック<6954>も売りに押された。アトラエ<6194>が急落したほか、千代田化工建設<6366>も大きく値を下げた。しまむら<8227>、インフォマート<2492>が下落、日本冶金工業<5480>、大平洋金属<5541>なども下値を探る展開に。ペッパーフードサービス<3053>、ニコン<7731>も軟調だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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