明日の株式相場見通し=利益確定売りこなし堅調持続、米株式上昇と円安が追い風
あす(28日)の東京株式市場は、このところの米株式相場の堅調推移や外国為替市場での円安・ドル高推移を支援材料として、引き続き堅調な動きとなりそうだ。きょうまでの日経平均5日続伸の反動で利益確定の売りは予想されるものの、それを買い気が上回ることになりそうだ。
市場関係者からは「前週末24日に、ナスダック総合株価指数とS&P500株価指数がそろって過去最高値を更新するなど、米株式相場の強さが際立っている。さらに、きょうの東京外国為替市場で、一時1ドル=111円30銭台まで円安・ドル高が進行したことや、中国・上海総合指数の上昇が追い風となって、日経平均は大幅高で5日続伸となった。日経平均の5日と25日の両移動平均がゴールデンクロス(GC)を達成し、短期的な指標ながら先高期待感が強まっている。ただ、きょうも東証1部の売買代金は、1兆8434億円と7日連続で2兆円を割り込んだままだ」としている。
27日の東京株式市場は、終始買い優勢の展開となり、全体の84%の銘柄が上昇し、日経平均は一時、前週末比230円以上の上昇となる場面もあった。日経平均株価終値は、前週末比197円87銭高の2万2799円64銭と5日続伸した。
日程面では、海外で米8月のCB消費者信頼感指数、米6月のS&PコアロジックCS住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)