<動意株・29日>(大引け)=クラレ、サムティ、FRONTEOなど

材料
2018年8月29日 15時07分

クラレ<3405>=10連騰。野村証券は同社株の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は1870円(従来1960円)としている。同社は液晶ディスプレー用フィルム材料などを手掛けるが、同証券では「液晶パネルの需要が最悪期を脱した」とみている。また、エバール樹脂が欧州のハイブリッド車(HV)向けに伸びていることなどを評価している。

サムティ<3244>=後場に入って急騰。同社はこの日正午ごろに18年11月期連結業績予想について、売上高を640億円から780億円(前期比29.0%増)へ、営業利益を110億円から130億円(同28.3%増)へ、純利益を65億円から80億円(同41.3%増)へ上方修正したことが好感されている。エスペリアホテル博多をはじめとした販売用不動産の販売価格の上振れで、売上高が想定を上回る見通しであることが要因としている。また業績予想に伴い、従来52円を予定していた期末一括配当を96円にすると併せて発表しており、これも好材料視されている。なお、前期実績の47円に対しては49円の増配になる予定だ。

FRONTEO<2158>=大幅反発。28日夜に放送されたNHKの報道情報番組「クローズアップ現代+」で、スマートフォンやパソコンのデータが復活する「デジタルフォレンジック」について特集され、なかで同社が紹介されたことが材料視されているようだ。

ミライアル<4238>=ストップ高。同社は28日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(2~7月)連結業績について、売上高が44億円から49億円(前年同期比16.9%増)へ、営業利益が4億5000万円から6億円(同4.7%増)へ、純利益が4億円から5億5000万円(同15.1%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。半導体業界やシリコンウエハ業界の活況に支えられ、売上高が予想を上回ったことに加えて、売上高の増加に伴う稼働率の向上やコスト合理化などが利益を押し上げた。

エクストリーム<6033>=後場に入ってストップ高。今月17日に1万2320円の上場来高値をつけた後に急反落、23日の取引時間中には6030円と約半値水準まで売られる値動きの荒い展開となっていたが、同日の大引けはストップ高の7350円に切り返し、ここを境に一気に戻り相場に突入した。市場では「リスク承知の上で個人投資家がレバレッジを利かせて買いを入れている。材料不在のモメンタムに特化した動きで、デイトレでないと対応できない銘柄」(国内ネット証券)という声が出ていた。

スターティアホールディングス<3393>=ストップ高。同社は28日、子会社の上海思達典雅信息系統(中国)が、中国でIoT環境を安価かつ簡単に利用できるSIMカードソリューション「China・NB-IoT(仮称)」の販売取り次ぎを開始したと発表。これが材料視されているようだ。販売を開始する「China・NB-IoT(仮称)」は、中国の大手通信会社の有力代理店との提携関係により実現したもので、NB-IoT専用SIMサービスの取り扱いは中国国内に日本企業として初。NB-IoT専用SIMは今後、工場内の機器、建設機械、空調、医療機器、自動販売機、エレベーターなどの保守を遠隔で行うために多方面での普及が見込まれており、上海思達典雅信息系統は「China・NB-IoT(仮称)」によるSIMカード設置数について2021年までに20万カ所への導入を目指すとしている。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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