<話題の焦点>歴史的猛暑で注目、炎天下作業も可能な「農業テック銘柄」

特集
2018年8月30日 12時10分

今夏の歴史的な猛暑は各方面に多大な影響を及ぼしている。エアコン販売の急増をもたらし飲料や冷菓は販売を伸ばす一方、外出が控えられ百貨店の客足は鈍ったとも伝えられる状況だ。

そんななか、猛暑が大きな影響を与える産業として見逃せないのが農業だ。農作業への支障が出ることはもちろん、今年は7月の豪雨もあり野菜価格が高騰している。秋に向けての天候次第では、農産物の作況に一段と影響が出てくる可能性もある。

この猛暑対策の面でも注目されているのが、農業へのドローンやロボット、自動運転農機の導入といった、炎天下での農作業も可能とする「アグリテック(Agritech)」の普及だ。

農地の見回りや農薬散布などでの利用が見込める「農業ドローン」では、やまびこ<6250>とヤマハ発動機<7272>が開発・商用化に向けて業務提携している。また、「農業ロボット」ではパナソニック<6752>がトマトの収穫ロボットを開発している。クボタ<6326>は自動運転農機の「アグリロボコンバイン」を販売する。トプコン<7732>は農業用GPS機器を手掛けており、農業機械を自動制御するシステムが好調だ。

さらに、セラク<6199>は「みどりクラウド」を展開しビニールハウス内の温度管理などのモニタリングシステムを行っている。ネポン<7985>は、農業クラウドサービス「アグリネット」で同じくハウス内の湿度・温度など環境管理を可能としている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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