「ブロックチェーン」関連に再び流れ、不動産関連との絡みで思惑<注目テーマ>

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2018年8月28日 12時17分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ブロックチェーン」が30位となっている。

ブロックチェーンは日本語としては「分散型台帳」とも訳され、取引などの記録を複数のコンピューターのネットワーク上で管理する技術を指す。ビットコインなど仮想通貨の普及局面では同技術が中核を担う技術として大きな役割を担った。複数のコンピューターにデータを分散し、多くの参加者が取引記録を共有して互いに監視しながら正確な情報を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する。銀行のような中央集権を置かないことで、システム障害など突発的リスクに対し強みを有するだけでなく、低コストでの金融サービスを実現可能とする。世界的に研究が進み、国内では最初は様子見姿勢を決めていたメガバンク各社も重い腰を上げ同分野に注力する姿勢を強めている。

28日、世界銀行が「ブロックチェーン債」を発行することを発表したが、これは投資家を対象とする公募債としては初めてということもあって、必然的に世界の視線が集まっている。仮想通貨を支える技術の活用がコスト削減をもたらし、中期見地からもマーケット効率化の道筋へとつながっていく。

東京市場では、ブロックチェーン推進協会を主宰するインフォテリア<3853>のほか、さくらインターネット<3778>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、アイリッジ<3917>、セレス<3696>、クロスキャット<2307>、アイエックス・ナレッジ<9753>などが有力関連株としてマークされる。

一方、ブロックチェーン技術の舞台は仮想通貨などフィンテック分野だけにとどまらず、他のさまざまな産業で応用が利く。医療分野や物流、電力取引、小売り、不動産(土地登記)、など多くの分野でその普及が模索されている段階にある。そのなか、不動産分野での活用に期待が大きく、株式市場でも投資テーマとしてスポットライトが当たる公算がある。

直近ではルーデン・ホールディングス<1400>がブロックチェーン技術を応用した「仮想通貨不動産決済プラットフォーム」の実証実験を完了、その有効性を確認しており、これを手掛かり材料に株高トレンドを明示している。このほか、不動産に絡むブロックチェーン関連では、AMBITION<3300>、シノケングループ<8909>などがあり、株価も上値余地を内包している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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