トリケミカルは大幅続落、第2四半期営業利益は計画上振れ着地も材料出尽くし感強まる
トリケミカル研究所<4369>が大幅続落している。8月31日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高38億円、営業利益10億4200万円、純利益8億3600万円となり、従来予想の営業利益8億9000万円は大きく上回って着地したが、通期予想を据え置いたことからいったん目先の材料出尽くしと見た売りが出ているようだ。
業績上振れは、主な取引先である半導体業界がデータセンター向けなど対する旺盛な需要やメモリ全体のビット成長などに伴い高水準の生産を継続したことで、同社においても半導体や光ファイバー向けの化学材料を中心に、需要が予想を上回る水準で推移した。また、韓国関連会社の業績が好調に推移したことも寄与した。
19年1月期通期業績予想は、売上高74億9000万円、営業利益19億1000万円、純利益13億3000万円の従来見通しを据え置いている。なお、今期から連結決算に移行したため、前期および前年同期との比較はないとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)